名前のない小瓶
185399通目の宛名のないメール
どこかにいるであろうあなたへ。何を伝えようと最低の上塗りでしかありません。ですがどういう結末であれ決着は必要だと思い今更ですがここに来ました
・・・小瓶の中の手紙を読む
一番新しいお返事
小瓶主様
折り返しのお便りを頂きました3通目のななしです
あたしの一方的な思い込みの為
あなたに不快な思いをさせたり
ご心配をかけてしまいまして申し訳ありませんでした
それに加えてこんな無学で情けないあたしにも
お心遣いや自身心が洗われます折り返しのお手紙を頂きまして
本来ならばもう少し早くにお返事を差し上げるべきものを
非礼の段、どうかご海容頂きたいと思います
まずは感謝と敬意の言葉にかえさせて頂きます
今後に関しましては
あなたの並々ならぬ心の辛さが少しづつでも和らぎますように
雲を破った陽射しのようにあなたの心に少しづつでも灯りが灯りますように
あたしが現世を離れましても永遠(とわ)に祈ってやみません
来世にてお世話になります時折節どうかよろしくお願い致します
愚察ながらの無学のような長文にて
60代MTFより