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宛名のないメールは小瓶に手紙を入れて海に流すような場所です。
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お返事(30)
冬空さんが流した小瓶(107通)
冬空
161504通目の宛名のないメール
天井に蠢く闇を、観ていると
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冬空
159485通目の宛名のないメール
絶え間なく流れる血液。瞳から流れ込む光。鼓膜を揺らす振動。それらを感じてなお、生きていると思えない。
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冬空
159233通目の宛名のないメール
いつまで嘆けばいい。いつまで悩めばいい。いつまで後悔すればいい。いつまで恥じればいい。いつまで笑っていたらいい。いつまで乾いていればいい。
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冬空
158147通目の宛名のないメール
墨滴。他者を愛し、他者のうちにいることを望み、他者に希望する。このことは豊かだろう。他者にのうちに見る豊かさと輝きを、見失う、存在しないと悟った時どうして他者を想えよう。
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冬空
157597通目の宛名のないメール
この世の素晴らしさを、私は誰と分かち合えるだろうか。
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冬空
157176通目の宛名のないメール
病が体を蝕むほどに、死を待つ心を穏やかにするらしい。身体は病んでいないのに、どこか死を穏やかに感じる。どこかで死を待つ私が、今穏やかにその時を過ごしている。
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冬空
156760通目の宛名のないメール
御綺麗で難儀な事。家族を愛することをやめてはならない。全ての愛の根底は家族愛でありそれが歪めば、友愛、恋愛、物に対する愛着も歪んでしまうからである。
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冬空
156314通目の宛名のないメール
“美しい”ことにまちがいないはず…
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冬空
156207通目の宛名のないメール
12/22 歪んだ世界は直線で描かれている。この世はブロックの並んだピクセル画。人間は機械仕掛けの作業人形。
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冬空
155652通目の宛名のないメール
なんか、頭がおかしい。
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冬空
155309通目の宛名のないメール
どこかで、私が。誰もいない場所で休むことができたなら。誰の声もない場所で、静かに時間を停めれたら。朝目覚めて、他者とのつながりをこんなちっぽけな平面に思い知らされる毎日は。
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冬空
155021通目の宛名のないメール
自分が、滲んでるんだ。
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冬空
154321通目の宛名のないメール
テンプレートを生きるなら、その通り忠実に、何歪みなく生きればいい。不真面目を通すなら、全力でふざけた人生を歩めばいい
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冬空
154161通目の宛名のないメール
愛の多種多様なこと。だから欲しい要らないがあるはずで、これは贅沢を言っているわけではないと信じたい。
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冬空
153875通目の宛名のないメール
自分の話していることを、一歩後ろから聞いているような感覚に陥る。酷く不快である。そんな事を言いたいわけじゃないのに、面白くもない。情けなさと、不安感に襲われながら会話は続く
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冬空
153796通目の宛名のないメール
次は駄作。綺麗な私が死んだ気がする。道のどこにもいやしない。あの子の隣にいた必死な私が死んだ気がする。言葉のどこにもいやしない。
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冬空
152696通目の宛名のないメール
11/6。今日も臆病者が泣いている。時折、少し遠い未来の影を見かけては、心の底が水圧に押されているように苦しくなる。私に向けられた眼たち。周りが進む足音
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冬空
151761通目の宛名のないメール
世界線。私が、心の底から誰かを愛する世界線。誰かが本当に私を愛してくれる世界線。私がそれを疑うことなく喜べる世界線。
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冬空
151258通目の宛名のないメール
風が軽やかに流れていく。虫たちは夏ほど近くで鳴かず、茂みの奥で涼やかに奏でている。
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冬空
150329通目の宛名のないメール
私がいなければ、きっとこの世界はうまく回る
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冬空
150204通目の宛名のないメール
楓が柔らかな黄緑色から紅葉し始め、じきに銀杏の木が色づく。本日はお日柄も良く、厚い雲が明るすぎる太陽に蓋をして、風は冷ややかに心地よい。私の世界は、秋を迎えようとしている。
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冬空
149033通目の宛名のないメール
1番やなことは多分忘却
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冬空
148736通目の宛名のないメール
浅はかな自分が大嫌い。成長できない自分が嫌い。くだらないことで追い込まれている自分が憎い。消えていく記憶たちが恨めしい。今までの自分では生きてちゃいけないような社会が嫌いだ
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冬空
147782通目の宛名のないメール
海上花火
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冬空
146297通目の宛名のないメール
7/19。この世では、不平等に与えられたすべての要素がいつか、不意に、燦然たる輝きをみせるものである
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冬空
145181通目の宛名のないメール
梅雨。夏の気配が近づく。湿気が体に纏わりつき、逃れようのない鬱陶しさを感じる。若い緑は雨粒を抱え込み、蜘蛛の巣は水晶を飾った様に艶やかである
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冬空
143137通目の宛名のないメール
5/18 マッチを擦った 古びた軽い音が鳴る 薬頭とマッチ棒が燃える香りが立ち セピアカラーの光が溢れる 小さな世界を満たしてゆく 洋燈に焔をうつす
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冬空
142990通目の宛名のないメール
若人の時間は短い。何もしたくないというのに流れる時間は絶え間なく。学業、就活。せねばならないとされてるものは途切れて仕舞えば手遅れになってしまうのではないかという不安や恐怖
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冬空
142317通目の宛名のないメール
「この私の居る狭い世界で『救われたい』」
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冬空
139671通目の宛名のないメール
自由を求める。愛を欲する私たちは総じて人と呼ばれるでしょう。空を飛ぶ鳥達は空の青さの美しを知らないでしょ。地を這う虫たちは、大地の広さを知らないでしょ
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お問い合わせが表示されない不具合が起きています(2024.4.17)
一緒に死んでくれる人募集(自殺募集)の小瓶は流さないことにしました。(2024.4.17)
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