何度死にたいと思っただろうか。
朝、目覚めないことを何度願っただろうか。
死ねない今日。死ねなかった昨日。毎日死ねない自分。昨日、今日、明日と見えない自分の脱け殻だけが転がっていく。
あーそうか、私は死にたいよりも生きていたくないんだ。きっと生きる→死ぬの間には目盛りがついていて、沢山の気持ちがあるんだ。行ったり来たり。
生きながらにして死んでいる今日を生きてる。
そうやって死にたいって言ってる自分を見てるんだ。
人は生まれてから、常に死に近づいている。そしていずれやってくる。結局良いことがあろうが、悪い事が起きようが、等しく死なない毎日を更新しているだけなのかもしれない。そう思うと、ただ川の流れに浮かぶ葉のごとく、沈んだり、浮いたり繰り返し、どこに辿り着くか分からない。そんな先の見えない旅をしているに過ぎない。
あなたも私も、そして死にたい誰かも、いっそのこと今は流されるように浮かぶだけで過ぎていく日々を見送ろうじゃないか。