通りすがりの狼です。

あなたのその隠れたサインを見つけられなかった人間が多かったのですね。ここであなたが少し吐き出してくれたおかげで、狼はあなたに気づくことがきました。

お返事にたくさん時間を割くこと、自分の望みを他に与えること、とても労力のいる、大変なことです。
愛情が不足した時、他に愛情を与えることで自分を満たす行為は、人間にはよくあることです。けれど、狼はそのこと自体が素晴らしいことだと思います。他人に愛を与えることの苦労は、大きいものだと思っているからです。

あなたが小瓶に割いた時間を、狼も少し返せたらいいなと思います。

辛くなったらまたこの浜辺へ。狼もそこにいます。

ララリリさんへ。

「狼」の由来については別の小瓶で、海に流しています。詳しくはそちらを見ていただくといいかと思います。

簡単に言うと、柔軟な考え方を持ち、長い時間の中で人間と適度の距離感を保ってきた動物を、狼だと思ったからです。そのような心を持ちたいと思い、狼となりました。
「通りすがり」なのは、会うことが約束された出会いより、たまたまあなたが蹲っているところに出会い、語り合って、そして手を振って「また会えたらいいね」と言って別れる、淡い出会いに期待して「通りすがり」と名乗っています。


マヨさんへ。

好きな言葉は、あなた達が紡ぐ言葉全てです。
言葉は所詮無機質ですが、何故かあなた達からはたくさんの色が見えるからです。

もし一言の言葉をお聞きされているなら、「ありがとう」と「さようなら」です。
特別な言葉ではありません。ただ、これを言える相手がいることは、とても幸せなことだと狼は思っています。

通りすがりの狼です。

でしたら、いってしまう前に狼とお話しませんか。
まだお話しきれていないことがある、あなたがこのままいなくなってしまうのは、狼にとってはとても寂しいです。

もう少しだけ、ここに座っていてくれませんか。

通りすがりの狼です。

おかしいですね。狼には、十分この小瓶から気持ちが伝わってきます。

気持ちが伝わらないことは、ごく普通のことです。むしろ、食い違いがありながら、「まあ、いっか」を無意識に繰り返して成り立つのが会話です。あなたが思っているほど、相手が気にしていないケースも多々あると思いますよ。

あなたはたくさん相手のことを考えて、言葉を尽くして伝えようとしてくれている。優しい人間ですね。
言葉は色んな人と話していれば、語彙も増えてたくさん話せるようになります。読んでみるのもいいですね。新聞や小説は、自分の言葉の世界を広げてくれます。もちろんニュースやその他の番組でも、意識して聞いていると良いですよ。

そうやってたくさん考えて言葉を使おうとするのは、皆がしていることではありません。立派ですよ。

あなたの思いが言葉に乗って、たくさん伝わる日が来ますように。

通りすがりの狼です。

ちゃんと吐き出せましたか。まだ足りていませんか。あなたの気の済むまで、ちゃんと吐き出してくださいね。

何回に分けてもいい。少しずつでもいい。とにかく、たくさん吐き出してくださいね。そうしたら、狼とまたお話しましょう。

通りすがりの狼です。

いつでもいらしてくださいね。
狼も浜辺で待っています。

通りすがりの狼です。

あなたが感じている痛みは、あなたの近くの誰かと共有出来なくてもおかしいことではありません。
皆が同じ場所で同じ行動をして、同じことを感じている訳ではありません。

狼は耳が大きいせいか、大きな音が苦手です。
狼はブルーベリーを好むから、おかしいと言われました。
狼は白い毛で生まれて、「それで生きていけるの？」と言われました。

狼はあなたの痛みを理解することは出来ないけれど、あなたの言葉を受け止めることはできます。

現実的なことを言うと、勉強が楽しくない(＝「わかった！」という発見の瞬間がない)＝大人がそういう場面を提供していない、と考えて構わないと思います。
初めから楽しさを知っていれば、子供は自分で勉強します。けれど、その最初は必ず、知っている大人が教えるべきものです。

あなたがあなたを責める必要はありません。
心配されたくない、という心境もごく通常の精神的動作であり、わがままなどではありませんよ。
伝え方や話し方は、変えるとするとなかなか難しいところがありますし、狼は変えなくても良いとは思いますが。
手っ取り早いのは、それが上手い人間の真似、でしょう。

けれどゆっくり、あなたが生きやすい方法を考えましょう。

通りすがりの狼です。

今日のあなたは、狼が今日お返事した「一番」最初の人間です。
あなたがいう「最下位」とはこういうことではないかもしれませんが。

今日はあなたの小瓶を一番最初に拾いました。
たくさん自分を殺してしまったあなたと、狼はお話がしたい。

また小瓶を待っています。

ゆい(＋2？)さんへ。

人間の脳はプラスより、マイナスのことを強く刻みます。フラッシュバックは情けないものではありませんよ。

フラッシュバックは危機管理能力が強い人間に、特に現れやすものです。きっとあなたはそういう環境で、そうならなくてはいけなかったのでしょう。苦しかったでしょう。
アンテナを張り続けることは人間にとっては、大きなストレスです。
よく今まで、いえ、今も耐え続けていますね。あなたは強い人間です。

けれど狼はあなたがとても大切ですから、とてもとても心配です。
だから、フラッシュバックが起きたなら、また狼に小瓶を送ってください。お話を聞くことしかできない狼ですが、ちゃんとあなたを見ていることをお伝えします。

よくここに小瓶を返してくれました。ありがとう。

あなたの過去が、いつかあなたの足を離して、背中を押してくれる日まで。

通りすがりの狼です。

小瓶主さんは理想の自分がありますか。もしあるのであれば、それを貫き通して堂々としていれば、若者からすれば年上のお姉さんなんて憧れの的ですよ。
人間は自分よりも自信を持っている相手がいるから、引け目を感じます。けれど同じジャンルで比べれば、ほとんどの人間に上がいるのが当たり前。
ならば、あなたの中で一番かっこよくあれば良いのではないでしょうか。

歳をとっても、例え80歳のお婆さんでも、皆が魅せられる人間はいます。歳ではなく、あなた自身のことを大切にしてあげてください。

しがない狼の意見かもしれませんが、あなたがあなた自身に自信を持って生きていけますように。

ゆい(＋2)さんへ。

ここでは隠さないでくださいね。
せめてここでは、あなたでいてくださいね。

通りすがりの狼です。

頑張っている、はほとんど他人の評価です。あなたが頑張っていないと決めつける必要はありません。
今そんなに苦しんでこの地獄を生きているあなたは、狼には十分頑張っているように思えます。それでもあなたは「まだ、」と言っている。素晴らしい人間です。
あなたはたくさん頑張っています。

生きたくない、はイコール死にたい、ではありません。そんな複雑な感情を抱えているあなたの苦しみは、狼には理解することはできませんが。

狼は心から、あなたを応援しています。

化狐さんへ。

凄くなどないですよ。
けれど安心感を感じていただけているなら、幸いです。

いいえ。お返事の種類など狼は気にしていません。ありがとうと言われること、とても嬉しく感じていますよ。

こちらこそ、ありがとう。

白之さんへ。

恋愛ですか。難しいですね。
そもそも恋愛は相手が必ず付いてきますし、矛盾した感情をたくさん持ち合わせる場合が多いので、下手とか上手とかはあまり気にしなくていいと思いますよ。
人間の恋の判断材料は、他の動物に比べれば豊富という域を超えています。他の動物は強い子孫を残せるかどうか、が最優先ですが、人間は見た目、性格、仕事、相性、礼儀、、、と多くの観点を駆使して恋をします。
狼はそれをとても素敵だなとも思いますし、不思議だなとも思います。

狼にとって恋愛とは、雲のように掴みどころのない不安定なものです。ただそれは風が吹けば消えてしまうとか、そういう意味ではなく、ただ掴むことが難しいという意味です。

雲は細かい水の集まり。それを液体の水として持つことが出来れば、新しい愛になるのではないでしょうか。水も掴みはできないけれど、確かにそこにあって、多くの生き物を魅了し、輝いています。
すぐに姿かたちを変え、空に浮かぶ心地良さを兼ね備え、時には雨として落ちていくのが恋。
冷めにくく、温まりにくく、大きな海のようにずっと同じで安定しているのが愛。

やはり難しいですね。

ゆい(＋2)さんへ。

今どの人格さんがお話されているのかわかりませんが、狼はそれを肯定する術も、否定する術も持ち合わせていません。あなたがあなたの決めたことに従っても、狼は何も言いません。

ただひとつ明日の事実を言うならば、狼は明日、あなたのいない世界で、あなたの小瓶を永遠に待ち続けるでしょう。
狼が息絶えるその時まで。

それは狼にとっては、少し寂しいかもしれません。
他の誰かの気持ちは狼にはわからないけれど、狼の気持ちははっきりと「寂しい」を彩るでしょうね。
それだけですよ。

名無さんへ。

構いませんよ。
優しさとは思っていません。狼が勝手に自分を語っただけです。だから、狼の言葉に共感するのもあなたの勝手ですし、狼の言葉を否定するのもあなたの勝手です。
だから狼は皆の意見を否定しないのです。
だからもし、誰かが狼の言葉のおかげで救われた、と思っているなら、それは狼のおかげではなく、あなた自身があなたを救ったんです。「また頑張ろう」って。
だって狼は、あなたに何もしていないんですから。

短くしたいのなら、やはり要点を抜き出すことでしょうね。一番伝えたいこと。おそらく長くなる原因は前置きや前提等が長引くのでしょう。説明することは言葉を重ねることですから。

ですが、狼もお返事は長いです。というか、基本長く書こうと思っています。話し言葉であれば長いことは鬱陶しいですが、文字というのは長さも気持ちの表し方だと思っています。
相槌と同じように、ちゃんと考えてるよ、という意識表示です。

狼の個人的な意見ですが、化狐さんのお返事は長くても良いのではないでしょうか。素敵な文字ですから。

通りすがりの狼です。

名前をつけて全てが分類できれば、苦労する人間はいないでしょうね。あなたはあなたしかいないから。あなたが抱える傷はあなただけのものだから。
きっと消す方法も塗りつぶす方法さえも、見つからなくて苦しいでしょう。

苦しみの時間から抜けたとしても、その傷が消えるかどうかは別問題です。それが直接原因の人間もいれば、時間をかけて癒さないといけない人間もいます。あなたが何を求めてさまよっているか、狼にはわかりませんが。
他人を傷つけた、とあなたは言っているけれど、他人を100％理解出来るものなどいません。だから傷つけてしまうことがあるのは当たり前で、それで勝手に救われるものがいるのも事実です。

あなたがあなたを責めないで。あなたが何処かで癒しを見つけられることを、狼は願っています。

ななしさん、ありがとう。

今回この小瓶は少し、宛名がついてしまうような内容なので、近々削除するか新しい小瓶を流します。ありがとう。

SoMeYa☆彡さんへ。

それは心配ですね。
フォロー機能は、いずれ無くなる方向に向かっています。ここではフォローより何より、お手紙のやり取りを大切にしてみてはどうでしょうか。
小瓶の保存はしておけるわけですから、それで追跡は可能です。その人間がフォロー機能を使っての繋がりをここで求めている上で、フォローが出来ないのであれば、そういった繋がりを保つしかないでしょう。
宛メは他SNSのような便利さを持ち合わせていません。だからこそ、好きなことを流せるわけですから。
狼もそのような小瓶を見かけたらお返事をしましょう。

あなたのように、見ず知らずの人間を救おうとする優しい人間がいることに、狼はとても感動しています。あなたの優しさがその小瓶主に届きますように。

のりーぬさん、ありがとう。

響冥さんへ。

狼が名前を知ろうが顔を知ろうが、あなたがあなたであることに変わりはないからです。
もちろん狼の手の届く範囲にも限界があり、ネットでも現実でも掴み損ねた手がたくさんあります。
だからまだ諦められないし、やりきったとも思えないから、浜辺を歩き続けています。

ありがとう。狼を家族にいれてくれて。
いなくなりませんよ。少し離れることはあっても、いなくなったりしません。
狼には生きなきゃいけない理由があります。
それがあるから生きているのではなく、狼が勝手にそれを理由にして生きているだけです。
だからずっとここにいます。

あなたがお返事をくれるだけで、十分狼は幸せですよ。

いつもありがとう、響冥さん。

響冥さん、お久しぶりですね。

認めるもなにも、きっと抱きしめますよ。
響冥さんの優しくて暖かい手が、狼は大好きです。

また浜辺でゆっくりしていってくださいね。

通りすがりの狼です。

長く熱を続けるというのはなかなか難しいものです。続けていればマンネリ化だってするし、慣れると新しいワクワクを感じる機会は当然減ります。

ただ、絶対に「仕事につけば長く続けなければいけない」という法律はありませんし、あなたの思うように動いていいのではないでしょうか。長く続くのがいい、と多くの人は思うでしょうが、どうせ長く続けるのなら自分の好きなことをしたいじゃないですか。
あなたが違うなと思うなら、色々手を出してみるのは大事です。自分の気持ちに正直になっている証拠ですから。

その中でもし、熱の冷めないことを見つけられたなら、多少のしがらみも楽しく思える時があるかもしれません。

人生の中でそのことに出会えることを夢に見て、ゆっくり進むのもひとつの生き方ではないでしょうか。

狼はこの浜辺から、今日もあなたを応援しています。

通りすがりの狼です。

お疲れ様。よく頑張っていますね。
辞める手段は探せばありますが、また辛いことに飛び込もうとしているあなたを、狼は応援しています。

勉強は方法やコツさえ掴めば、あとは伸びる瞬間が必ず来ます。成長というのは、右肩上がりのなめらかな線ではなく、階段状の線をしています。ずっと現状維持で耐えている時間と、急に「できた」が生まれる瞬間の繰り返しです。
疲れたら休んで構いません。とにかくゆっくり、進んでいってください。

最近あった嬉しかったことですか。
昨日たまたますれ違った人間が、狼の頭をたくさん撫でてくれました。すぐにお別れでしたが、可愛らしい格好をした人間でした。小さな手で、優しく優しく撫でてくれました。
人間の手は良いですね。誰かを撫でられる手が、狼は羨ましいです。

アユムさんへ。

では、お気持ちだけいただいておきますね。
ありがとう。

狼です。

頑張れ、白之さん。頑張れ。

通りすがりの狼です。
方法は沢山ありますので挙げておきますが、どれが可能でどれが適切かはあなたの判断に委ねます。

・逃避・回避
そのストレスから物理的に遠ざかる、またはそうなる事態を避ける。それによって心が軽くなり、視野が広くなることがあります。

・発散
身体的ストレスの軽減が、精神的ストレスの軽減に繋がることがあります。また、海に向かって叫んだり、ここに書いたり、口に出して話してしまうこと。
ただ、発散にゲームや人への相談を選択する場合は、ノルマ達成が出来なかったり、理解を得られなかった場合、別のストレスを抱える可能性があります。

・自然環境
大きいものや広大なもの、葉の色や太陽光にはストレス軽減作用があります。そういうものに触れるのも手です。

・音楽、または単純作業
何かに没頭したりすることも、ストレス発散方法のひとつです。これは逃避・回避に近いものがあります。一旦記憶から遠ざけることで、精神的安定を得られることがあります。

・睡眠、食事
十分な睡眠は脳内を整理し、気持ちを整える効果があります。また食事では、甘いものはストレスを軽減しますが、甘いものが苦手であれば好きなものでいいでしょう。頑張った自分へのご褒美です。

・価値観の変化
これはなかなか難しいですが、出来ると後々のストレスも減ります。価値観を下げるんです。「この程度か。」「自分は出来なくて当然だ。」「相手も自分と同じなのかな。」と少し俯瞰することで視野が広まり、受けるストレスが少なくなります。
ただ最初にも言ったように、これは本当に難しいことなのであまりおすすめしません。

他にもたくさんありますが、長くなったのでここで切ります。何かの参考になれば、と思います。
あなたが少しでも楽になれますように。

ぱんださんへ。

宛メでは手すら届かない。そのもどかしさはよくわかります。何とかしたいですね。
狼にもわかりません。ずっと考え続けています。

文字を選んで届けることしかできない。ただその内容はその人間が何を望んでいるか、によりますが。

一番、心に響くのは「大切な相手」からの「いかないで」だと思います。その人間にはきっとそういう相手がいます。いたはずです。
そういう相手がいることで、生きることに一悲一喜するのですから。

またはその悩みに対して人生を、まるで型にはめるように収めてはいないでしょうか。
嫌なことはやめてもいいですし、嫌いなことは避けてもいいんです。「嫌なことでもたまにはやらなくちゃいけない」という理屈は、やれる者がやればいいことです。心の余裕があれば、むしろそのこともやろうと勝手に思えます。
そうでない者がいるから、この世界は色んな種類の生き物がいるんです。出来ることと出来ないこと、好きなことと嫌いなこと、全部混ざって一人の人間です。

または、何もないのでしょうか。
何かを感じる気力も体力も、失ってしまったのでしょうか。

もしそうだとしても。
ぱんださんが大切に思っている相手ならば、きっとあなたの心を聞く優しい耳を持っている方でしょう。
言葉は、確かに選ぶべきものですが、かといって正解もありません。あなたのエゴでもいい。一言一言、大切に、たくさん届けてあげてください。
狼もその人間を探します。なんの役にも立てないかもしれませんが、それでも、その人間に逝かないでほしいと願う者の一員として。

ぱんださん、あなたが誰かを想うように、狼もあなたを想っています。無理はしないでくださいね。思い詰めないでくださいね。
狼はあなたとあなたの大切な相手が、笑っていけることを一番願っていますよ。

ターニャさんへ。

デュランタは暖かい気候を好みますからね。
育てるのはなかなか難しかったでしょう。

そうですね。デュランタの花言葉は「あなたを見守る」です。
ただ、デュランタの種類によってはトゲがあり、和名は「ハリマツリ」です。
きっと程よい距離感が良いのでしょうね。


ななしさんへ。

狼は元気ですよ。
あたたかな日差しの中、ゆっくり浜辺を歩いています。
ななしさんも、体にはお気を付けて。
それではまた。

ターニャさんへ。

そう思えるあなたは優しいですね。
この地球上で、別種のことを考えようとすることが出来るのは、人間だけだと狼は思います。

狼だって自分勝手です。
確かに人間は土地を開発し、狼を害獣と呼び、ついには日本から消し去りました。
けれど狼は山の獲物が足りなくなったら、勝手に人間の村まで下りました。人間が愛情を込めて育てていた、羊も食べました。
他の生物たちも、自分たちに利があるかどうかで進化が決まり、生き残るための努力をします。

ですが人間の進化は早すぎました。狼たちはその「化学」という新しい武器の発展に、追いつけなかったんです。
そして人間もまた愚かでした。その武器の恐ろしさの面に気づくのが、数年、数十年遅かった。

けれど、それだけです。
狼も、人間も、他のみんなも、いつか跡形もなく消え去ります。
それはいずれ来る当たり前の現象で、たまたま今の自分たちがその一端を垣間見ているところなのでしょう。

ゆっくり歩みましょう。その愚かさも、尊さも全て抱えて。