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宛名のないメールは小瓶に手紙を入れて海に流すような場所です。
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通りすがりの狼 さんの小瓶箱
通りすがりの狼
狼の名前はふゆです。
狼はあなたとお話がしたいです。
週に一回、定期的に小瓶を流すことにします。
いつ流れ着くかはわかりませんが、狼はずっといますよ。
今年もたくさんの人間と、お話ができれば。
運営様、いつもお疲れ様です。
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小瓶(49)
お返事(408)
通りすがりの狼さんのお返事(408通)
通りすがりの狼
こんにちは。通りすがりの狼です。
狼でも家族に入れてもらえますか?
狼は人間と仲良くなりたくて、この宛メの浜辺を歩いています。
名前は「通りすがりの狼」ですが、仲間からは実は「ふゆ」と呼ばれています。
関係は...ペットという関係でも結構ですが、人間に組み込むなら、末っ子なので下の子がほしいですかね。
私は基本敬語ですが、タメ語で話してもらって構いません。
趣味は人間とお話すること。
好きなものは動物。それから雪と音楽。
もしよければ、家族に入れてください。
・・・
小瓶の中の手紙を読む
通りすがりの狼
通りすがりの狼です。
狼はあなたの心の支えになれるような言葉を、持ってはいないけれど。
なんて強い人間でしょう。
狼からすると人間は小さく力も弱く、守りたい存在ですが、あなたは一人で立って、立ち向かおうとしている。狼は驚きました。
狼にとっては、生まれた理由がわからないのは当然だと思います。なぜなら生まれた理由は、人間が後々つけた価値観の話で、実際は存在しないからです。理由なんてなくたって生きていいんです。
むしろあるのは死ぬ理由の方。自殺なんて言葉、人間とお話をして初めて知りました。なんて繊細で多感な生き物なんだろう、と人間に興味を持ったのもそれが一つのきっかけだったように思います。
いじめがあるなら学校なんて行く必要はありません。だって世界は広いことを狼は知っていますから。あなたの夢を叶えさせてくれる場所は、必ずあります。人間は本来もっと自由です。狼よりも広く海を渡った生き物ですから。もっと自由に考えていいんです。
「いじめに負けて学校に行かないなんて...」と言う人間を見たことがありますが、いじめは勝ち負けではありません。いじめられたら嫌だし、辛い。それだけです。
でもあなたが今、生きることを選択してくれたことを狼は嬉しく思います。狼は人間とお話がしたいから。あなたの文字を見つけて、あなたはまだこの世界にいてくれる。
狼はそれがとても幸せです。
生きていていい理由、というものをあえて必要とするならば、狼の話し相手になるために、もう少しこの世界にいてくれませんか。
狼はこの世界の人間みんなとお話がしたい。もちろんあなたとも。でも狼は口輪のせいで少し不自由です。
だから狼にたくさんお話をください。狼はいつでもこの浜辺を歩いています。あなたの文字を探しています。
もしどこかであなたに会えたら、そのときはあなたの夢のお話を聴かせてほしい。
・・・
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通りすがりの狼
通りすがりの狼です。
あなたを勇気づけられるような言葉を、狼は持ってはいないけれど。
狼にも特別優れた何かはありません。いつも群れの最後尾で、群れの仲間を抜かそうとしてもすぐに組み敷かれて、終わります。
でも狼は自慢できることがあります。群れの仲間より狼はたくさんの人間とお話をしました。狼は群れの誰よりも人間を知っていて、人間のことが大好きです。
きっと、それがなんだ、と仲間には言われるけど、紛れもない「一番」ですから。
狼は「上には上がいる」ことを知っています。だからせめてこの群れでの一番を作ろうと思いました。
そして狼は「みんな同じ道の上にいないこと」も知っています。同じことで勝負しなくていいんです。
優しさなんて価値観人それぞれ。厳しく言ってもらうことを優しさという人間もいれば、頭を撫でられることを優しさという人間もいる。
あなたが悩んでいること、それは特別で、大切で、失ってはいけないことです。
頭がいいなんて誰が決めたんですか。点数がすごく良くても当てずっぽうばかりだったかもしれない。たまたま解答欄がずれたのかもしれない。本当は暗記が得意なだけかもしれない。本当にそれが真実かなんて誰にもわからない。
努力なんてもっとわからない。普段走らない人間が、全力疾走を1メートル続けたらすごい。三日坊主の子が、一言日記を4日続けられたらすごい。
狼はそれぐらい単純なことだと思っています。
狼は文字しか知らない、顔も名前も声も、何も知らないあなたとお話がしたい。狼は人間が好きです。どんな人間でも好きです。狼に口輪をつけた人間も、狼に向かって銃を撃った人間も、口輪や銃は怖いけれど、それでも人間は嫌いになれませんでした。
狼はあなたを好きでいたい。あなたの文字を聞かせて。
狼はこの浜辺で待っています。
もしどこかであなたに会えたら、そのときはあなたの苦しみを食べてあげます。
・・・
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通りすがりの狼
通りすがりの狼です。
狼はあなたを説得できるほどの言葉を持ってはいないけれど。
腹痛、頭痛「ごとき」ではありませんよ。痛みは体の悲鳴。異常があるなら十分休む理由になります。
価値観は人それぞれですが、だからこそあなたが休みたいなら休む、でいいんではないでしょうか。お母さんの価値観が自分とは違った、それだけです。
配信の視聴者さんはきっと遊び半分でしょうね。こういう風なノリで話すのがこの配信では適切だ、と疑うこともなく考えているだけです。配信する側の苦労なんてものに、言われる前に頭が回る視聴者なんてなかなかいませんから。
心を休めることは多感な人間にはとっても大事なこと。狼はそんな人間のお話が聞きたい。
狼からすれば誰にも迷惑をかけていない人間など、会ったことがありませんし存在すらしていないと思います。誰かと関われば、「挨拶をする」という迷惑、「話をする」という迷惑、「何かを与える」という迷惑、「何かを受け取る」という迷惑、、、常に溢れています。誰かと関わるということは、お互い頼り頼られ、迷惑をかけるということ。それが人間関係の構築です。
狼も群れでは誰かが取った獲物を分けてもらい、危険が迫れば助けてもらいます。でも仲間はみんな、見返りを求めてはいません。ただ狼と関わっているから。それだけの理由です。だから、狼も見返りを求めず、仲間に施します。
どうしても生きる中では、迷惑をかけて、かけられて、進んでいくしかない。それでももし迷惑をかけるのが嫌なら、狼に思いっきりもたれかかってくれて構いません。狼は人間より大きくてたくましいですから。狼は人間が大好きなので、「迷惑」をかけられることはむしろ嬉しいことです。
狼はこの浜辺を歩き続けています。あなたが探してほしいと言うなら、あなたの文字を狼はまた拾います。
あなたが「迷惑かけるのも悪くない」と言ってくれるまで。
もしどこかであなたに会えたら、そのときは狼があなたの「迷惑」を背負って走り回ってあげますよ。
・・・
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通りすがりの狼
通りすがりの狼です。
狼はあなたの心を支えられる言葉を持ってはいないけれど。
確かに誰かが心を病んでいれば、人間は何かと気を使おうとします。そしてそれは救いにもなれば、ときに大きな重りにもなる、いわば諸刃の剣。人間は繊細な生き物だから、感じ取ってしまう。
あなたは優しい人。
だからあなたは「周りに迷惑だから」、自分を消そうとしている。自分自身の「楽」を他人より後回しにして。
それがあなたが消えてしまうための理由付けに過ぎないとしても。他人のことに思考を巡らせられるあなたを、狼は見つけられて良かった。
狼は人間とお話がしたい。狼はあなたという人間に出会ったばかりで、まだあなたと何もお話していません。
もし狼に同情をしてくれるなら、狼の話し相手となるためにもう少しこの世界にいてくれませんか。
狼は今必死に歩いています。人間を探して。いろんな文字を探して。
狼は人間より大きくて強い体を持っていますから。寄りかかられても全然へいきです。あなたが疲れたと言うなら背中に乗っても構いません。迷惑がったりもめんどくさがったりもしません。
狼にとって人間とお話ができることは何よりも幸せなことですから。
もしどこかであなたに会えたら、そのときはあなたを乗せてたくさん走り回ってあげますよ。
・・・
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通りすがりの狼
通りすがりの狼です。
狼はあなたを救えるほどの力も言葉も持ってはいないけれど。
死ぬのが怖いと思っているうち、なんてそんなこと関係ありません。あなたの文字から悲鳴が聞こえた。あなたが苦しんでいる。それの何が大丈夫なんですか。
狼はわかりません。「本当に辛い人は自殺する、自分はまだそんなことはしないから大丈夫。」という境界線が理解できません。自殺しなければ大丈夫なんて、人間はみんな違うからいいと言ってきて、そんなときだけ基準をつくってきた社会を狼は不思議に思います。
あなたに「辛い」と悲鳴をあげさせたこの社会を狼は食べ尽くしたい。
あなたは最後に「助けてほしい」と声を上げている。まだ光の方を向いている。辛くなったらみんな下を向いてしまうのに、あなたはまだ上を見ようともがいている。狼はそんなあなたの隣に行きたい。それは叶わないかもしれないけれど。
狼はいつでもこの浜辺で人間の文字を探しています。あなたにのしかかっている重りが何かはわからないけれど、狼はいつでもあなたの文字を待っています。
狼は人間とお話がしたいです。下を向いてしまった人間とも、まだ上を向こうとしている人間とも、みんな、誰でも。
狼はあなたの文字を見つけられた。狼にはできることは少ないけれど、あなたを見つけられたことに幸せを感じます。
いつかあなたに会えたら、その時は狼があなたの苦しみを食べてあげます。
・・・
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通りすがりの狼
響冥さん、お返事ありがとう。
狼はとても嬉しいです。あなたの文字を見れたこと。あなたの存在を知れたこと。
狼はあなたの目の前に現れることなんてできないけれど。
狼は感謝を伝えてくれたあなたをもっと知りたくなりました。ここであなたを見つけられてよかった。
あなたを全ては理解できなくても、狼は隣に座り続けることができます。いつでも吐き出してください。狼はあなたの文字を探します。
あなたの心の重りを、少しでも食べることができてよかった。あなたの支えになれたのなら、狼はこれからも歩いていけます。
狼を見つけてくれて、ありがとう。
いつでもここへ。
・・・
小瓶の中の手紙を読む
通りすがりの狼
通りすがりの狼です。
優しい人間ですね。強い人間ですね。あなたは。
頼られることを求めることが出来る。でも頼られて苦しいのは、あなたがその他人のことを深く考えられるから。期待に応えようとするから。
狼は自分のことばかりなので、他人に頼られることも嫌ですし、頼られても相手のことを疑い、期待に応えようと思えません。だから他人のことで心が重くなんてなりません。
自然界じゃ信じた方が負けだったから。
だから狼は貴方みたいな人間が好きです。「共倒れ」ができる人間が好きです。自然界では誰もが生き残るために切り捨てをします。でもあなたは今苦しんでいる。
あなたがいて良かった。あなたがこれから生きていくことを願うことを許してください。
狼もあなたを助けられれば、少しは人間になれますか?
・・・
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通りすがりの狼
通りすがりの狼です。
失敗作って何ですか?
人間には失敗作があるのですか?
狼は人間が好きです。今まで出会った人間に「こいつは失敗作だな。」「こいつら成功作だな。」って感じたことはありません。
リスカは悪いことではないと思います。あなたの心が外に現れたことだから。狼も嫌になれば、自分の尾も足も噛みます。
生きる意味を求める必要はありません。生きる意味を求めればその答えを出せなかった時、「じゃあ意味ないじゃん」という結論になるから。
でも、狼は人間とお話がしたい。
今すぐあなたのところに行きたいけど、狼は口輪をしていてあまり長く走れません。
だからここで文字を書くことしか出来ない。
狼はあなたに会いたい。あなたと言う人間に会いたい。偽善だと言われても、馬鹿だと言われても、あなたに会いたい。文字だけでは伝わらないかもしれないけれど。
この世界は広いから、あなたを探すのに時間かかかる。だから、もう少しだけこの世界にいてください。
いつかどこかであなたに会えたら、その時は狼があなたの「失敗作」と言う部分を食べてあげます。
そうしたら狼とお話してくれますか?
この海と小瓶に乗せて。
・・・
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通りすがりの狼
通りすがりの狼です。
狼はあなたを理解する脳も、説得する言葉も持っていないけれど。
狼も恵まれた環境にいました。親はいかにも今どきな過保護で、何においても狼の味方でいてくれます。お腹がすいたと言えば、すぐに美味しいご飯を与えてくれる。あれが欲しいと言えば、すぐに全部与えてくれる。
でも、時々思います。この人たちが自分の汚い部分を知ったら、この先どうするんだろう。
でも、そんなことは杞憂でした。少し怒ったあと、すぐに優しく擦り寄ってくれました。
人間には自分にしか見えない部分、相手にしか見えない部分、自分にも相手にも見えない部分が必ず存在します。容姿だとか性格だとか、ほんの一部に過ぎない。両親は狼の汚い部分を見ても、それ以上にたくさんの面を見ていたから、受け入れたのかもしれません。
狼は人間とお話がしたいです。あなたの全てを知っているわけではないけれど、あなたは今ここであなたの中にある言葉を海に流してくれた。だから狼はお話ができます。
あなたは狼の存在に意味を与えてくれた。顔も知らない狼に意味を与えてくれたあなたは、もっとたくさんの人の「なにか」になっているはず。そんな人が生きているだけで罪なわけがない。あなたがあなた自身の中に何も見いだせなくても、狼はあなたに生きていて欲しい。
もし、あなたがこんな狼を哀れんでくれるのなら、もう少しだけこの世界にいてください。
いつかあなたに会えたら、その時は私があなたの中にある悲しみを食べてあげます。
・・・
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通りすがりの狼
通りすがりの狼です。
乗り越えてくれてありがとう。
狼は今までのあなたを知らないけれど。
狼は人間とお話がしたくて、旅をしています。
あなたがまだ、ここに居てくれてよかった。またお話が出来るかもしれないから。
今まであなたを支えようとしてきた人達にも、感謝を。
狼は幸せです。ありがとう。生きていてくれて。
・・・
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通りすがりの狼
通りすがりの狼です。
狼はあなたを納得させられる言葉を持ってはいないけれど。
断言します。あなたが壊れる必要はありません。壊れていいわけがない。
人間と言うのは、先人の言動をなぞりたがる。それから外れれば阻害され、地獄を生かされる。
でも先人たちはみな、その阻害された世界をただひとり、ゆっくりゆっくり登って、雲の上に出た人達。そのハシゴは「努力」だったかもしれない。「反抗心」だったかもしれない。はたまた「天才」というエスカレーターだったかもしれない。
でも、彼らが成功した時、みなは彼らを賞賛する。でもきっとバカにされた彼らは言う。「お前らのためじゃない。たまたまお前らのためになっただけだ。」
強い心で立ち向かえ、なんて言わない。
狼はあなたに指図する立場にはない。
生きていればなにか見つかる、なんて保証もできない。
でも、狼があなたの文字を見つけたように、いつかあなたに会えるかもしれない。だから、狼はあなたを応援しています。
限界なら限界だと叫んでしまえ。理屈だとか倫理だとか、知ったことか。
だって狼は人間の考え方はわからないから。
そうやって叫んだあとは、またちょっとだけ旅に出ましょう。また悩んでみて、なにか1つ、あなたがやりたいと思えることが出てくるかもしれない。
新しいあなたの世界を。
いつかまたあなたに会えたら、その時は私があなたの叫びも悩みも食べてあげます。
・・・
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通りすがりの狼
通りすがりの狼です。
狼は海を渡っている時に、あなたを見つけました。
狼は上手な言葉は持っていないけれど。
何のための人生、でもないと思います。人生のことについて考えるなんて、人間だけの特権で人間だけに与えられた檻に過ぎません。
狼はいつも口輪を付けていて、あまり自由ではありません。あなたが考えに考え抜いて、選んだあなたの選択。いいと思いますよ。
でも、狼はあなたに会いたいです。狼は人間が好きです。愚かで傲慢で、ちょっとだけあったかい人間が好きです。自分に口輪を付けたのは人間だけど、私を外に出してくれたのも人間でしたから。
もう少しだけこの世界で旅をしてください。人間には回りきれないほどの神秘が溢れています。
狼はまだもう少し、この世界で旅を続けます。
もしどこかで会えたら、その時はあなたの疲れを狼が食べてあげます。
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通りすがりの狼
通りすがりの狼です。
狼はあなたの心を動かす言葉を持ってはいないけれど。
なんて素敵な人間でしょう。文字しか知らないし、会ったことも、話したことも、あなたの顔すら知らないけど。あなたの文字からは、「あなた」が少しだけ見えました。
あなたが不幸だと言っているのは「世の中」「誰か他の人」のこと。あなたは自分のくらい気持ちより、理解できない他人の心配をしている。狼にはその感情はわかりません。狼は自分のことを優先してしまうから。
ただ、これだけはわかります。誰かのためにこの社会を嘆くことは簡単には出来ない。人間は自分勝手な、いえ、生き物全て、自分勝手なものだから。でも他の誰かを思うことは、複雑な思考回路を持つ人間だから出来ること。それを全うすることは難しいけど、あなたはそれを文字で表した。
狼も不自由で傲慢なこの社会は好みませんが、あなたのような人がいることを知っているから、今諦めずに歩いています。
忘れないで。狼はあなたがいて幸せです。だから狼はあなたにも少しだけ「幸せ」と言って欲しい。
いつかどこかで会えたら、その時は狼があなたの不幸を食べてあげます。
・・・
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通りすがりの狼
こんにちは。通りすがりの狼です。
あなたを説得するほどの言葉を狼は持ち合わせてはいないけど。
『生きることは辛いものだよ。だから頑張れ。他の人はもっと苦しいよ。』なんては言いません。
意味の無い言葉だから、
自分が言えるのはめちゃくちゃにてきとーに生きてください。ぐっちゃぐちゃに生きれば、死なんてあっという間ですよ。
好きなことやって
嫌だなってやつに嫌味言いまくって
知らない場所で一日だらだら過ごして
それでいいじゃないですか。
狼は食べ物と寝床があれば、あとは死なない程度に生きてます。死ぬことはめんどくさいですから。
そしたらいつかあなたに会えるかな。
その時は狼の私が苦しみを食べてあげます。
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通りすがりの狼
こんにちは。通りすがりの狼です。
狼は『頑張った』は思わないタイプです。『頑張った』かどうかは他人の評価で、自分が言うのは死ぬ直前だと思っています。
狼は自分で狩りが出来なければ、親からも捨てられます。だから必死で生きています。自分の場合はそれが当たり前で育ったので、当たり前に過ごしています。
『頑張った』って、何でしょうかね。
・・・
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通りすがりの狼
こんにちは。通りすがりの狼です。
私はあなたを納得させるほどの言葉を持ち合わせてはいないけど。
辛い。その感情は誰にも理解できないものです。『辛い』にはたくさん意味があります。
朝、起きるのが『辛い』食べ物がなくて『辛い』居場所がなくて『辛い』人と話せなくて『辛い』友達と遊べなくて『辛い』受験勉強が『辛い』仕事に行くのが『辛い』、、、
他の人と比べる必要はないですよ。
あなたが辛いなら辛いんです。辛いものは辛いんです。辛いと言えば辛いんです。
人の心なんて本人にもわかりません。辛いと声に出していいんです。少なくとも私はその声に耳を済ませます。
お母さんにもお姉さんにも、あなたの心を知ることは出来ない。人は自分のために生きる。だから、自分の溢れる気持ちを押さえ込んだあなたは強い人。でも強い人はいつも一番最初に壊れる日が来る。
たがら叫んでください。辛いと。ここで、文字ででもいい。叫んでください。私は耳を済ませます。何度でも。
もし出来るのであれば、落ち着いて冷静に、あなたの声をお母さんやお姉さんに聞かせてあげてください。その時にもし自分の想いが溢れてしまいそうになるなら、自分を心の中で持ち上げてやってください。『私は今一番冷静に話している。私は今この中で一番大人な対応ができている!』と。
それが出来たその時は、狼の私が苦しみを食べてあげますよ。
・・・
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通りすがりの狼
こんにちは。通りすがりの狼です。
まず小瓶を流してくださり、ありがとうございます。
私はあなたに偉そうに言える立場ではありませんが、、、
そうですね。他人は冷たく、人生は暗く深い。世間は恐ろしく、自分は不完全。それが現実です。だから人は夢を見る。何度も繰り返し絶望した明日に期待する。
あなたが悩んで孤独を抱えた上で、言葉を紡いでくれて、それを見つけられて、私は嬉しいです。あなたの心を見ることも触れることも寄り添うことも、私には出来ないかもしれないけれど、
あなたがまだ光を見ていてくれるなら、私は何度でもあなたを探します。何度でも吐き出して、何度でも夢を見てください。会いに行くことができない私ですが、これだけは言えます。いえ、言いきれます。
人生は地獄ではありません。絶対に。
息がしづらいと感じるのは息をする幸せを知っているから。
立ち上がれないのが辛いと感じるのは、立ち上がる嬉しさを知っているから。
いつかその鎖を外したあなたに、私はいつか会ってみたい。出来ればこの世界で。
その時は狼の私が苦しみを食べてあげますよ。
またいつでも、ここへ。
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