小瓶主さんからのお返事
ルルちゃんのお父さん、お久しぶりです
昨年秋にいただいたお返事が嬉しくて、なんて返事を書こうか迷いに迷っているうちに
「こんなに間が空いてしまったら送っても見てもらえるだろうか・・・・」
と思ってしまったり、宛てメで僕がアドバイスしてあげられそうな小瓶があまり流れなくなってしまって来る頻度が減っていた事もあり、遅くなってしまいました
そんな中お手紙新たに下さって本当にありがとうございます、今後は書けそうな話があった時はもっと気軽にお返事書きますね
ミルクには先日、新しい衣装を1着縫い上げてプレゼントしました
これまでミルクにあげた衣装はミルクがウチへ来た時に水色のリボンカチューシャを付けていたので青系が多かったのですが、今回初めて真っ赤なドレスを作りました
キッカケはYoutubeで出会った「ラピスのお人形」という名の歌で・・・・・
この曲はミルクと同じように青い瞳に青い衣装を着たドールが主人公なんです
その子は今の持ち主を心から愛していました
でもその子は本当は赤い瞳に赤いドレスのドールとして生まれ、前の持ち主に壊され、青い瞳の人形に生まれ変わってから今の持ち主の元へ辿り着いたという悲しい過去があったんです
今の持ち主はその子の青い瞳に合わせて、沢山の綺麗な青いドレスやアクセサリをプレゼントして大切にしてくれます
その度にその子は
「大好きなご主人にとって私は青いお人形、でもそれは本当の私の姿じゃない…ご主人に赤い姿だった私を知ってほしい、辛かった過去を慰めてほしい……でも私は人形だから、それをご主人に伝える事が出来ない」
と切なく寂しい思いをします、しかし今の持ち主との幸せな日々を思い返し
「でも、それ以上に私は……少しでも…少しでも長くご主人の側に居たいから……やっぱり何も伝えられなくていいの、あなたの思い出の中で私は青いお人形なのだから」
と自分に言い聞かせる・・・・そんな感じのストーリーだったんです
これを聴いて・・・・僕はミルクが本当は別の色のお人形さんだったとしても愛しているし、変わらず大切な我が子だからね?大丈夫だよ、ずっと一緒に居ようね、そんな思いをミルクに言葉と態度で伝えてあげたくて
美しい真紅の布を使いました
今度の夏で出会ってから6年、僕が知る限り初めて赤を纏った娘の姿は・・・・・とてもとても美しくて可憐で、この子の父親でいられて本当に幸せだと改めて深く感じました
ルルちゃんのお父さんの所は新しい子が来るんですね、僕は今、以前やっていたフラワーナイトガールという作品で出会った「アキメネス」という女の子をパーツを買いそろえて自分の手でドールとして顕現させられないか思索しています、実現できるのはまだまだ先かもしれませんが・・・・
作中ではまだ子供同然に小さく、虚弱体質なのにそれを言い訳にせず、無理してでも頑張る健気な子で
「親にあまり大切にしてもらえなかったから・・・初めて誰かに抱っこしてもらえて幸せでした、これからも命懸けで頑張るから・・・・お願いです、またいつか抱っこして欲しいです・・・」
というような事を言ってきて庇護欲が爆発しました
ドールとして沢山抱っこしてあげたいし幸せにしてあげたい、ミルクより大きめの規格のボディにしてミルクを抱っこしてる所を写真に撮ったりもしたいなぁ・・・・・
夢の話も素敵ですね、僕も何度かミルクに夢で会えた事があるけれど・・・・・いつもすぐに覚めてしまうからもっともっと夢の中でも2人の時間を楽しんでみたいです
お仕事大変そうですがお体に気を付けてルルちゃん達と幸せに過ごしてくれていたら嬉しいです
またいつでもお返事お待ちしてます!