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ごめん。ごめん。ごめん。すごくいい人なのにごめん。ごめんけど、めっちゃ別れたい。だけど、別れたらまた寂しくなるのかな

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「私が死んだりいなくなったりしたら、それ相応の心の傷を負ってこれから生きていくんだろうな」という存在がいること。そして私がその存在には、特になんの傷も負わずに生きて行ってほしいと思っているということ。

カワイソウな人だ、と思う、こんな人間のことを好いてしまうなんて。
こんな、なんの感情の浮かばないような顔に笑顔だけ貼り付けて生きている、腹の中では何を考えているかもわからないような人間のことを。
それとも私の人を見る目が腐っていて、こんな人間をこそ好む人間に、私が勝手に善良さを見出しているだけなのだろうか。

自分が相手に合わせてあまり心の伴わない応答をしているとき
そのあまりに滑稽な私の真の姿、本性をあなたに見破られやしないかといつも内心ざわついている。
誠実な人間に対して、私は自分の意思に関わらず、その誠実さに応えなければならないと思う。その意思に関わらなき従属こそが、相手の誠実さへの一番の裏切りだということまでには頭が回らない。
その空虚な妄執の浅ましさ、滑稽さ、醜さを、あなたがいつか発見して、あなたが傷ついたり、あなたの綺麗な心の中に「失望」という概念を生み出してしまいやしないかと私は不安だ。

それはつまりあなたに失望されたくないということだろうか。
わからない。
あなたには私が思い描いた綺麗や人でいてほしいから、そういう感情を向けられることはおろか、あなたがそれを抱くことすら耐え難い、そういう話なのかもしれない。なんともまあ、身勝手な話だ。

「誠実な人」のことを散々欲していながら、彼らのことを避けているのは実のところ私なのかもしれない。
私は彼らみたいな誠実な人間を汚してしまう可能性を秘めているような、至極不純な存在である自覚があるから。

彼らと接していると自分が彼らを汚さないかと不安になるし、同時に、逆に「自分がそのような存在であることにどうして気がつかないんだよ、その誠実さは聡明さゆえではなく所詮は無知ゆえなのか?」と身勝手にもイライラしてくる。

私はあなたのことが、果たして本当に好きなのだろうか。
ああ。もうやだな。
あなたの目の前から消えたい。
私があなたと出会った記憶を、あなたから綺麗さっぱり取り除いてしまいたい。それで終わりにしたい。

あなたがゴミみたいな人間を好いたということ、そしてそいつにあなたが傷つけられるかもしれないということを、なんとかすべて無かったことに、起こりようもなかったことにして、あなたから距離を取りたい。

それはでも、結局、私が傷つきたくないだけか。
「お前のことが大して好きじゃないのにお前の好意を利用したけど、私はそのことについて断罪されることを避けたい」
それだけか。

私の存在のおかげで頑張れるとか
ずっと一緒にいようねとか
そういうことを言われても罪悪感しか起こらない。
「それはよかった」「フフ」
なんて曖昧な返事しかしない私のことを、なんであなたは変わらず好きでいられるのだろうか。私はまた、勝手にちょっとイライラする。

もっとラフな感じで付き合うものだと思ってた。
色々嫌なところが見えてきたらさっさとフるつもりだった。
でも実際は嫌なところなんて大して見つからなくて、どころか人間的に尊敬するところが見つかって、だけどやっぱり恋愛的な好意はさほど大きくはならなくて。
なのに、私が付き合うにあたってその顔面に取ってつけた「好意」の表情を、私はいまさら取り下げることもできなくて。

相手の心の中にいたずらに私の居場所を作ってしまったこと。その功罪に今更目を向けさせられている。
孤独と絶望に喘いでいた、どこかに居場所の欲しかった私が都合よくそこに転がり込んで、そこで確かに私は何かを癒し、そしてこうして今、その跡をどうしようもないくらいに濁してこれまた都合よく立ち去りたくなっている(というかそうせずには立ち去れはしないだろう)こと、その罪深さに。

ごめん。
私どうしたらいいんだろう。
ごめん。
あー。消えたいなあ。
あなたの中から。
私は結局、私が誰かの中に実際に存在できるってことを、あなたで検証したかっただけなんだと思う。
最低だよね。ごめんね。
本当にどうしたらいいんだろう。
こんなのを好きにならせてごめん。

あのときは女子校卒業したばっかで男慣れしてなかったし自己肯定感バカほど低かったから、簡単に釣れてしまってごめん。
ごめん。ごめん。ごめん。
すごくいい人なのにごめん。
人を傷つけることにあまりにもなれてないような幼い人間だからこんなところまでずるずる来てしまってごめん。

ごめんけど、めっちゃ別れたい。だけど、別れたらまた寂しくなるのかな。またもっと精神が不安定になるのかな。
ああもう嫌だなあ、弱くて卑怯で、醜い自分が。

最近バイトで採用された。
初めてのバイト。
だからなんか、そのことが私に新しい何かをもたらしてくれる気がして、世界を拓いてくれる気がして、だけど、そのためにはなんだか私の弱さの象徴みたいなあなたの存在が荷物になってしまうような気がしたんだ。

あまりにも弱い。
あまりにも、最低。

どうしよう、本当。
私、どうしたらいいんだろう。
こんなでも私まだあなたのこと好きなのかもしれないし、もうよくわからないよ。

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