俺、夢に近づくために、演劇部に入ろうと思ったんだ。
前に流した小瓶でさ、「声を使いたい」って言ったでしょ?
ちょっと前向きになれて、考えてみて...。
やりたいなって、心から思えたんだ。
でもね、親に言ったら、「人間関係大変だし、台本も覚えなきゃだし、勉強できなくなるよ。絶対やめたほうがいい。」だって。
前の小瓶でお返事もらって「もう少し頑張ろうかな」って思えてたのに。
自分の意志で決められることなんだから、気にしなくていいんだろう。
でも、「やらないほうがいいよな」って思っちゃったんだ。
しかも、親は「やめなさい」じゃなくて「やめたほうがいい」って強制してないのに。
こんな言葉で意志が揺らいでしまう自分が情けない。
やりたい気持ちは変わっていないはずなのに。
なのに。
なんでだろう。
そんなに悲しませたくないのかな。
期待を裏切りたくないのかな。
勉強のできる「私」を望んでる親を____。
親には、こう反論してもいいかもよ。
「人間関係が大変なのは、どの部活だって一緒じゃない?台本覚えようとしたら、記憶力が良くなるかも知れない。そしたら、勉強でも暗記が早くなるかも。それに、学生時代に好きな事に一生懸命になるのは、集中力もついて、楽しい思い出ができて、人生にとって良いことだって、誰かが言ってたよ。」
心からやりたい!と思った事はやったほうがいいよ。後からやっておけば良かったって、絶対後悔するし、その後悔で苦しくなっちゃうかもだから。
親に反対されると、子供ってなんか悪い事してるみたいに思うんだよね。でも、親って最初反対してても、子供が一生懸命頑張って真剣に取り組んでたら、「あんたがそんなに頑張って出来ると思ってなかった。」とか、後から平気で意見変えちゃうんだよね。だから、入る部活とかの事なら、反対されても親の意見よりあなたの気持ちを大事にして。
それから、演劇部に入って夢も勉強も頑張る自分と、親の機嫌を取るために夢をあきらめて勉強だけする自分、
将来、どっちの自分になっていたい?
どっちがかっこよくて好き?
もし迷った時は、そんな風に考えるといいかも。
やればよかったって後悔より、やってみたけど合わなかったって後悔の方が、多分自分の経験が増えるってプラスの事が多いと思う。
だから私は、あなたの夢を応援するよ。
頑張れ!