ふとした瞬間に死にたいと思うのも、ファッションなんだろうか。
大切な人を、大切だと気づいた時にはもう遅かった。
過去の楽しかった記憶ばかり追い求めている。
今について考えようとしても、頭がぼんやりするだけで、いっこうに過去から抜け出せない。
いつまでこの生活が続くかもわからない。
でも、もう自分が生きていることに少しの興味も持てなくなってしまった。
前向きに生きることも、何かを成し遂げることも、どうでもよくなった。
これから先、何を考えて生きていけばいいのだろう。
どうせ、夢見るだけで死ぬこともできない。
電車にとび込む妄想。
薬を飲む妄想。
首を切る妄想。
飛び降りたとしても死ねるわけない。
周囲はまだ私に頑張れという。
一体何に向かって頑張るのだろう。
目的なんかない。
希望もない。
なのにどうして頑張らなければいけないのか。
私が弱いからまだ死ねないのだろう。