通りすがりの狼です。
狼はあなたを説得できるほどの言葉を持ってはいないけれど。
腹痛、頭痛「ごとき」ではありませんよ。痛みは体の悲鳴。異常があるなら十分休む理由になります。
価値観は人それぞれですが、だからこそあなたが休みたいなら休む、でいいんではないでしょうか。お母さんの価値観が自分とは違った、それだけです。
配信の視聴者さんはきっと遊び半分でしょうね。こういう風なノリで話すのがこの配信では適切だ、と疑うこともなく考えているだけです。配信する側の苦労なんてものに、言われる前に頭が回る視聴者なんてなかなかいませんから。
心を休めることは多感な人間にはとっても大事なこと。狼はそんな人間のお話が聞きたい。
狼からすれば誰にも迷惑をかけていない人間など、会ったことがありませんし存在すらしていないと思います。誰かと関われば、「挨拶をする」という迷惑、「話をする」という迷惑、「何かを与える」という迷惑、「何かを受け取る」という迷惑、、、常に溢れています。誰かと関わるということは、お互い頼り頼られ、迷惑をかけるということ。それが人間関係の構築です。
狼も群れでは誰かが取った獲物を分けてもらい、危険が迫れば助けてもらいます。でも仲間はみんな、見返りを求めてはいません。ただ狼と関わっているから。それだけの理由です。だから、狼も見返りを求めず、仲間に施します。
どうしても生きる中では、迷惑をかけて、かけられて、進んでいくしかない。それでももし迷惑をかけるのが嫌なら、狼に思いっきりもたれかかってくれて構いません。狼は人間より大きくてたくましいですから。狼は人間が大好きなので、「迷惑」をかけられることはむしろ嬉しいことです。
狼はこの浜辺を歩き続けています。あなたが探してほしいと言うなら、あなたの文字を狼はまた拾います。
あなたが「迷惑かけるのも悪くない」と言ってくれるまで。
もしどこかであなたに会えたら、そのときは狼があなたの「迷惑」を背負って走り回ってあげますよ。