3人兄弟の長女で、幼い頃から厳しく躾られた。色んな習い事をさせてもらって、努力もした。
勉強もトップで、県一位の高校も通ると言われたけどスポーツ推薦で違う高校へ入学した。
大会で優勝しまくり全国にも何回もいった。
大学も有名大学に推薦で入り、勉強もスポーツも頑張った。
でも体を痛め、スポーツを断念した。
残されたのは勉強だけで、みんなに負けないように頑張った。
オシャレもメイクもダイエットも頑張り、ブスではなくなった。
今は国家試験に向けて頑張っている。
そんな毎日を送っていたらつい先日、心を痛めた。夜眠れなくなって、なにも楽しくなくなって、自分なんて社会に必要ないと思い悩んでいた。そしたら知人にカウンセリングを勧められ、受けたら鬱病だった。
鬱病は心の弱い、努力もできない人間がなるものだと思ってきた罰があたった。
大学にも毎日いけてるし、勉強もしている。
でも痩せる一方で、朝は特に死にたくなる。応援も苦痛。友人から「すごい」と言われるのも苦痛。両親に「私たちのせいで鬱になった」と泣かれるのも。
人を見下して生きてきたからこうなったと思っている。愚かで、一番弱いのは私だった。
人の目を気にして必死に努力してきて、現状に満足したことなんてなかった。でもこうなった今、心が晴れやかであるそれだけで何も望むものはないということに気づいた。
どんなに足掻こうが
笑おうが、心は晴れない。鬱病といえどまだ入り口であり、比較的早く治ると言われている。
国家試験も、受かれば民間企業の2倍の年収のため、一年遅らせてもいいと言われている。
でも、こんな心の弱い人間が国家なんて馬鹿げている。社会にさえ適応出来ない人間がなにを決める?なにを守る?
生きていること自体が地獄の苦しみだ。
目が覚めるたび
息をするたび
すごく辛い。
私はまともだと思っていた。家庭も裕福だし、努力したらなんでも手には入ると思っていた。
権力も名誉もお金も愛も
でも今は、なにも手に入れることができないしなにも持っていない。
持つ資格もないしまっとうな人間でさえない。
この文章を読み、大半の方はざまあみろと思っただろう。
私も思うよ。面白いほどの勧善懲悪物語。
でも、自分のエゴイズムに気付けたというのはこの病気唯一の利点だとも思う。
なんだか、初めて人間らしい心を持った気もする。
今はゆっくり、自分を見つめ直したい。
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