ある小瓶を読んだ。
お母さんに宛てた小瓶だった。全然悲しい小瓶じゃなく、むしろ面白く幸せな気持ちになれる小瓶だったのに涙が止まらなかった。
この涙はどの感情からくるんだろう。
家族愛に感動したわけでもなく、劣等感でもなく、嫉妬でもなく…
というわけで、私は自分の家族について書かせてもらう。
私はね、絵に描いたような家族の一員になりたかった。でも無理だったんだ。
母親は自意識過剰で被害妄想が強いくせにプライドが高くマザコン。周囲を異常に気にするタイプだ。
忘れもしない小4の時。
詩を作る授業で、私はインスタント食品を題材にした詩(今思えばとても変だなあ)を考えた。
詩はみんなのと一緒に教室の壁に貼らた。私の詩は先生や同級生に褒めてもらえた。私はとても嬉しくて、夕食どきに母にそれを話したんだ。
すると、にこやかだった母が急変。
わなわな震え出したかと思うと突然私を怒鳴りつけ、ヒステリーを起こした。
私は意味がわからず、ただ固まっていた。
「そんなものを書くから!私が毎日インスタント食品を食べさせていると思われる!」
「私は毎日苦労してこんだても考えて料理をしているのに!どうしてそんなもの書いたの!!」
母は泣き出した。
母より先に詩のことを話し、褒めてくれた父は私に謝りなさいと言った。
私はただただショックで、泣きながらごめんなさいと何度も繰り返した覚えがある。
次の日、私の詩は教室からなくなっていた。
父親はヘビースモーカーでパチンコ好き、知ったかぶりばかりする嫌われ者。
そんな父親を私は物知りだ、と勘違いし崇拝していた時期がある。とても恥ずかしい。泣きたい。
姉は他人を見下していて、いい年してまだ反抗期の中学生みたいだ。でもそれを自覚して苦しんでるし、いいところもあるから全然マシだ。
そして私は両親の性格をすべて受け継いだ。
知ったかぶりばかりしてついには虚言癖がついてしまい、才能も技量もないくせにプライドが高く、自分がどう見られているか気になりすぎて不登校になり、対人恐怖症で外にも出れない。
子供の頃はそれこそ、仲良し一家だと思ってたんだ。
でも、大きくなるにつれ気づいていった。うちの家族は私の理想とは違っていることに。
ああ、だからだろうか。
今私が子供番組ばかりみているのは。ヒーローに夢中になっているのは。昔好きだったアニメを見返しているのは。
私は昔に戻りたいんだ。鈍感で幸せだったあの頃に。
あー
将来自分が幸せな家庭を築けるとも思えない。
まず、こんな容姿と性格じゃ結婚もできないだろうし、
もし結婚できても不登校の時代があった母親なんて誰も持ちたくないだろうし、
それを一生隠し通せたとしても母親の家族がこんなんで子供と旦那が幸せになれるはずもない。
私がこの遺伝子を残していくのは罪だ。家族が不幸せになるのは嫌だ。絶対嫌。私みたいな思いをさせるなんて、絶対だめだ。
なんかグダグダになったから終わりにする。
幸せになりたいよ。
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ななしさん
現実はいつも、理想どおりにはいかない。
すごく素敵な人生を送っているように見える人だって、きっと何かしら悩んでいる。
でも、みんな進むしかないんだよ。
現在にない幸せは、未来に探すしかないんだから。
私は別に、不登校だった時代があったお母さんがいてもいいと思う。
あなたは、自分の子供が不登校になった時、あなたのお母さんよりはあたたかく接してあげられるんじゃない?
あなたは、自分の子供がちょっと変な詩を書いたり絵を描いたりしても、あなたのお母さんよりはおおらかに笑ってあげられるんじゃない?
私は、それだけでいいんじゃないかなって思う。
あなたがしてほしかったことを、いつか子供にしてあげようよ。
今はまず、立ち上がれる時に立ち上がること。
歩けるなら歩き出すこと。
あなたのこと、応援している。
ななしさん
過去に縛られるのは、もったいないと思います。
遺伝子に逆らうチャレンジしてみてはどうでしょう?
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