「鬼を知らずに死ねるならそれでいい」──鬼滅の刃、煉獄さんの言葉。
戦争を知らずに、病気を知らずに、いじめを知らずに死ねるなら、それでいい。頭でわかったつもりの薄っぺらな感情でも、善意で行動しているならそれでいいんだと思う。
ただ、善意の中には、善意を利用しているだけの感情がわずかに混じる。それは見分けがつかない。組織は大抵そのわずかな綻びから問題が生じるから、私は集団をまるごと信じきれない。
それでも、それを頭の片隅に置きながら、無邪気な善意で「良いことしてます」と振る舞うのは、きっと概ね良いのだろう。むしろ、そのくらいの感情出力がちょうどいい。本物ではないな、とも思う。
だけど、いいんだからな。
イミテーションで。
小火程度に燃えてろ。
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