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いつか丘に立つ時に。まだ途中だけど、半世紀以上を振り返ってみたんだ

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僕なりの考え方なんだけどね。

僕に向けた、人生のこれまでの経過、そしてまだ出会うかもしれない出来事。

まだ途中だけど、半世紀以上を振り返ってみたんだ。

例えを作ってみよう。

君の(僕の)時間について。

ある日、森の中で目覚めた。

見たことの無い、まだ何にも知らない、大きさも広さも、わからない森に。

どっちに向いて歩き出したかは、その時の僕が決めた道。

「あっちが明るくて拓けていそう」

「あっちには綺麗な花が咲いているな」

「あっちから吹く風は、良い匂いがするな」

そう思いながら、森を歩いているんだね。

でも、自分の思いとは別に、道標も一本道に並んでいて、無意識に辿りながら、寄り道したり、枝道を選んで進んだり。

初めての物や景色に出会い、目を輝かせる時には、選んだ道を喜んで、怖い物に出くわしたり、傷ついたり、後悔した時は、誤りだったと嘆いたり。

広い森は綺麗な所もあるけれど、険しい道もある。

深く暗い中で、脱げ出せなくなって、彷徨いつづけ、光が見つからなくて、動けなくなって。

そんな中で脚を踏み外して、転げ落ちる事もあった。

温かな日差しに恵まれる日も、雨や雪の冷たさに晒されることも。

鳥や様々な生き物や、果物の実る大きな木。

優しい木漏れ日も、手を広げても収まらない、青い、広い空。

美しい夕暮れも、満天の星空も。

留まりながら、また進みながら。

今、僕は森の中の一段上がった丘に立って振り返り、森を見下ろしている。

ここまで歩んできた、過ごしてきた時間を思い出しながら。

安堵の気持ちも、もう降りて戻る事も出来ない寂しい気持ちも湧いてくる。

ただ、これだけは君に(僕に)言ってあげられること。

「頑張って進んできたんだね、この森を」

僕はそんな風に今日までの時間を「森」に例えて振り返っています。

そして今立つこの丘も、まだまだ森の中。

この先にはもう、そんなに枝道は無い。

何処まで続くのかもわからない、突然倒れるかもしれない。

時々あの「森」を振り返りながら歩んでいます。

なぜ、こんな例えを書いたのか?

少し前までの僕は、この自分が過ごしてきた過去の時間を思い返すと、戻りたくても戻る事の出来ない時間で、胸が苦して、気がふれそうな、どうしようもない感情に苛まされていました。

そこから時間が経って、気持ちと考え方が少しづつ変わってきたようなのです。

なので、僕に宛てて書き記しました。

もし、見知らぬ貴方様の目に止まって、読んでいただけたなら嬉しく思います。

僕の例えの、いつか丘に立つ時。

振り返った景色を心のスケッチブックに大きく、色深く、書き残せるように。

戻れない事を悲しむのでは無く、今までも、これからも、「次」に進んで行くタイミングが巡ってくるのだと。

思い出は手にしたままでいい、また次の一枚を書くために。

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