気持ち切り替えよう。料理と製菓に没頭。どちらも美味しく頂きました。そんなはなし。

僕の現在位置です

選考中の会社、2つとも落ちて、しばらく気持ちが塞いでたけど。
このままいてもしょうがない、と整理をつけ、心をスイッチすることにした。

とはいえ、何をして発散しようか。
写真…ではない。音楽でもない。
そうだ、最近は冷凍スパゲティばっかりだったし、何か作って食べようと思い立った。
（最終的に、食に走ってしまうのが僕の悪い癖）

とりあえず、手元には美味しい米もあることだし…と思い、栗ごはんを作ることにした。
昔、自分でミシンで縫ったエプロンを巻いて、調理道具を準備する。

出汁は自分で取って、大好きなキノコ（ひらたけ、マイタケ）と、油揚げも入れて。
栗は市販のむき栗、パックのやつを使ったからちょっと手抜きっちゃ手抜きだけど、まぁいい。
キノコと油揚げが入るから、炊いている間に水気が出る。
水加減はだいぶ少なめにして、炊飯器をスイッチオン。
今回は［炊きこみ］コースで炊くので、1時間以上かかる。
その間にお菓子の準備。

去年の2月にオーブンレンジを買い替えてから、まだお菓子を作ってなかった。
入院もあったし、心にも余裕がなくてね。
もう作るものは決めていた。大好きなタルトタタン。

リンゴは崩れにくい紅玉をチョイス、ネットスーパーで3個買って、その他材料はストックがあったからそれで。
焼成用のケーキ型は 18 cm、底が抜けないタイプ。
焼き時間自体は 170 ℃で 35 分ぐらい、それよりも生地の準備に時間が掛かるから、手速く粛々と作業する。
オーブンレンジを予熱しておき、キャラメリゼしたリンゴを底に敷き詰め、生地を流し込む。
平らに馴染ませたら、いよいよ焼成だ。

その内に、炊飯器からいい香りのする蒸気が立ち昇ってきた。
しばし休憩しつつ、茶を飲んで、また休憩。
あとは炊上りと焼き上がりを待つのみ。

炊飯器から炊上りブザーが鳴った。
美味しそうに炊けている。
一旦しゃもじで混ぜて、しばらく蒸らしておく。
その後まもなくオーブンレンジからも焼成完了のブザーが鳴った。
竹串が無いので、爪楊枝を刺してみて、生焼けの生地がくっついてこなければ大丈夫なんだけど…うん、OK っぽい。

よし、型から外す。まな板の上にスパッと逆さに置いて、しばらく粗熱を取っておくと、自然と生地が型から離れる。
上手く行った。おお、リンゴが旨そうだ。
さすがに 18 cm のタルトタタンをホールで食べるのは大変なので、4つに切り分けて皿へ。
冷凍室からバニラアイスを取り出し、適当に脇に添え、栗ごはんを味わっている間、冷蔵庫で冷やしておく。
そうすると、後で食べるときに美味しいんだ。

栗ごはん、頂きます。
ん〜、旨い。自画自賛だけど、上手く炊けてる。
水加減を思い切って減らしたのが奏功したのか、出汁の風味、キノコの旨味、栗の甘みがご飯にもちゃんと染みてる。
今回は、能登半島地震の支援のために JA タウンで買った石川産の米「ゆめみづほ」を使った。
粘りは多少あるんだけど、水加減を減らせば炊き込みご飯にも合うね。
これは箸が止まらないや。

ある程度食べたところで（とはいえ茶碗3杯は食べたが）、いよいよタルトタタンへ。

タルトタタンのバニラアイス添え、頂きます！
ん〜！ 美味しい！
キャラメリゼしたリンゴの濃厚な甘み、少しパサッとした口当たりのスポンジ生地。
前に使ってたシャープのオーブンレンジだと、もう少ししっとりした生地でキメも細かかったような気がする。
東芝だとこんな感じに仕上がるのね〜。でもこれはこれでアリかも？

そして、バニラアイスとリンゴとの相性が、何とも言えぬハーモニーを奏でる。至高の贅沢ですよ。

あ、ちなみに、いつもこの製法で作るけど、18 cm の型でリンゴ3個使うと、約 3,000 kcal あるから、食べ過ぎには注意。
男性の基礎代謝よりも多いからね、気をつけないと太る。
まあ、たいていの美食にはハイカロリーが付き物だけどね〜。

お粗末様でした、っと。
また作ろう。