くまはいつも嫌われていた。
畑を荒らすし、鹿にも怖がられていた。
くまはひとりぼっちだった。
ある日、飼い主からはぐれた犬が迷い込んできた。
くまは立ち上がって挨拶しようとしたが、
犬は逃げてしまった。
くまはまた悲しみにくれた。
そうすると、犬は戻ってきて話しかけた。
「くまさん、いつもひとりぼっちなの?」
「そう、ぼくは嫌われているんだ」
犬はくまにちいさなはちみつの飴をくれた。
くまはおいしそうにそれを食べて言った。
「きみ、ぼくのともだちになってくれるかい?」
「いいよ、ぼくでよかったら!」
それから、ふたりは
沢を探検したり、美味しい柿を食べたりした。
くまは幸せだった。
ある日、飼い主が犬を探しにやってきた。
犬は大喜びだったが、主人は
くまを見て銃を構えた。
「撃たないで、ぼくのともだちなんだから!」
犬はくまの前に倒れた。
「いぬくん!」
くまは駆け寄り、犬を抱きしめた。
「いままでありがとう。ともだちでよかった」
そう言って、犬は息を引き取った。
くまは涙を流した。
そこから泉が湧き、木が生えて
小さな森ができた。
くまはその森に住み
里に降りることもなくなり
静かに暮らしている。
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時計うさぎ🐰
絵本とか好きなので、こういう小瓶が流れると嬉しいです…📖
せっかくできたお友達だったのに、くまさんも、いぬくんもかわいそうです……
くまさんに、また、お友達ができますように
🐻🐶
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