母へ
もう、あなたが亡くなるその日まで会わないと決めました。先日送ったラインが最後です。
ラインには長く文章を書けなかったし、また可哀想な素振りで弟を味方につけて、兄弟喧嘩をさせられるのも嫌なので、できれば関わらないで欲しい、という事だけ伝えたけれど、変に明るく、何も思い悩まない愚鈍なあなたを見るたびに、私の心には苦い思い出が蘇ります。
もう、あなたと関わらなければ、あなたはすべてを私のせいにはできませんね。
弟の人柄が気に入らず悪く言ったのはあなた。私ではありません。
弟の妻や子供達の品が無いと愚痴を言っていたのもあなた。
子供の名前は親がつけるのが当たり前なんだから口出しちゃダメだよ、嫁ちゃんは優しい子だと思うよ、子供達は皆元気で可愛いじゃないの。
これを言ったのは私です。
けれど気付けば、あの子たちは私を嫌いなようです。あなたがろくに教育も与えず、適当に放置して育てた息子は、私の夫の会社で部下がいる立場になっていますね。あなたの息子の力では分不相応な立場で偉そうにしています。
あなたに良く似たあの子は、私に面と向かって嫌い、と言いました。
なぜこんなことになったのかわかりませんが、話しているうちに、あなたが独自の解釈であることないこと話していたことがわかりました。
悪気なく自由奔放に、自分の思うままに振る舞うあなた達親子に疲れました。
父が残したマンションを売却したお金も、(足りずにローンを組んでまで)すべて弟の家の増築に使ってしまいましたね。
私は思慮の浅いあなた達が大嫌いです。
ハルマゲドンなんて来ませんよ。
ローンは払い切らなきゃいけないし、病気で病院に入院すればお金がかかるんです。
死んだ後に復活なんかしないし、あなたはただ、40数年の歳月を無駄に宗教に費やし(何もしないどころか子供の心にトラウマを与えて)何も成さずにその生を終えるんです。
たぶん、あなたは発達障害なんだと思います。
人と上手く付き合えず、能力もなく、行き着いた先があの宗教だったのでしょう。
子供を育てる力量がないあなたには、暴力で解決していいと背中を押してくれるあの団体はさぞかし心地よかったことでしょう。
小さな子を育てている時期は、親が一番理性や、忍耐力、愛情を試される時期です。
あなたは子供を怒鳴りつけて、ゴムホースや革紐を振り回し、何も疑問に思わず、殴り付けていた。
外からは見られないように、真昼間の狭いアパートの一室でカーテンを引き、私と弟に恐怖を植え付けていた。
真夏の良く晴れた日、カーテンの内側と外側の落差は、今でも記憶として深く私の心に傷を残しているけど、何を言ってもあなたには届かなかった。
今更言われても、と苛立ってすらいた。宗教にのめり込むことの害は、自分の頭でものを考えなくなることだと思う。その道を示しているのは、残念ながら神ではなく、あなたと同じただの人間なんだよ。
宗教にのめり込んでいる人と話しても仕方ない。
それが、私の長年の結論です。壁に話しかけているようだ。
悪いことがあると私のせい、私がしたことであなたに良いことがあった時は、神に感謝。
あなたの神はいいとこ取りのサンタクロースみたいです。誰かが汗水たらして働いたお金で買ったプレゼントだということにかけらも気づいていない。
頭の悪い弟が、家を増築したいがためにあなたを引き取ったことは私にとって暁光です。
蒔いたものを刈り取る、と
子供の頃から何度言われたかわからないけど、今本当にそうだなと思う。
あなたは宗教から逃げた私に天罰がくだるだろうと言ったのだろうけど、そうじゃない。
あの時、必死に逃げたから、今幸せに暮らせてる。
周囲から変わり者扱いされて惨めだった幼少期、思春期を乗り越えて、今親友と呼べる人がいる。
子供達を虐待せずに、普通の明るい子達に育てられた。学校生活を楽しそうに送っている我が子達を見るたびに、安堵と、喜びと、少しだけ羨ましく思う自分に気づく。
夫は、私の生い立ちを聞いても結婚しようと言ってくれた。あの家から助け出してくれた。
子供たちを全員どうしても大学まで出したい、叶うなら私も勉強したいと言うと、賛成してくれた。
一生懸命働いて、望みを叶えてくれようとしている。
だから、あなた達親子が私の家族に害をなすなら、私は絶対に許さない。
後先考えずに使い切ったお金はもう戻らない。施設に入るお金も葬式代も残さず好きにしたのだから、蒔いたものを刈り取る日が来ても、私の知ったことではない。
もう二度と会わない。
あなた達が不幸になっても、手は差し伸べない。
あなたの馬鹿な息子に仕事を紹介したことで、チャラにしてください。
弟がいつか、自分が何を失ったのかに気づく時が来ても、私にはもう、関係ありません。
ママ、永遠にさよなら
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ななしさん
“宗教”で検索して、この小瓶を拾いました。
私、宗教好きな立ち場です。
だからこそ、いや、宗教に関係なく
「暴力で解決していいと背中を押してくれるあの団体」なのであれば宗教ではありません。
法律ができたのなら、法律で救われる人が一人でも多くいますように。
仮に天罰が存在したとして、天罰を信じているなら、自分自身への戒めとして解釈しなさい。他人への天罰を人知で天罰だと認識した時点で、もうそれは天の罰ではなく、人の意地悪です。
宗教なら、人なら、解れよ。
以上、社会への願い。
小瓶主さんのトラウマが薄まりますように。
小瓶主さんがご家族を守られますように。
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