この前たまたま流れた小瓶にそういう文面が書いてあった。とても返事をしたい衝動に駆られたけれど、読まれるだけでも良いなら……とその時は見送った。でも、せっかくならそれを書いた小瓶主にも届いたら嬉しいよなぁの気持ちで、これを書いている。
この小瓶のお返事は、これを読んでいるあなたにおまかせします。(してもしなくても)
私の父はどこかおかしい。
でも、その"どこか"を指摘して他人に父のことを話そうとすると、上手く話せなかった。
だから人に父のことを話すと、「でもそれって貴方のことを思ってるってことなんじゃない?」と茶化されてしまう。その人からしたら茶化してるつもりも、悪気も一切ないんだろうが。
けど、だんだん自分が自分の事を理解していくうちに父がおかしい事に気づけるようになってきた。無くならない不安感。そこから来るであろう光熱費節約へのこだわりの強さ。料理に対してはどんなに母が素敵な味にしようと、必ず調味料で自分好みの味にする。それをたびたび他者に共有(つか、強要)したがる。冷静な時は冷静なのに、ここぞというときに感情が一方通行。とくに、自分の気持ちと裏腹に、この状況はもしかするとマイナスなのではないかという場面に遭遇してしまった時、別の考え方ができない。(家から出て行った=怒った、悲しいんだ等 ) 家族のいる前で「父の日を祝ってくれないんだ」と祖母からの電話で普通に話す。さっきなんて自分の事は棚に上げて、「その声外に聞こえてますよー」とわざわざ言ってきやがった。(いつも大好きなテレビ観て大きい声出してるのだって同じだろうが)
こうして話しが出来て、言語化出来て、はじめて父は結構グレーなところに行っていたんだと気づける。そして、私も結構辛かったんだな、と心から思える。
私がやるべきことは、やはり一刻も早くこの家から出ること。だけど、何かが不安なのかまだ足が動かない。お金の不安か。それとも、仕事の不安か。就活……いや、信頼出来る人の手を借りて自分探しをしていた頃は、仕事をし、続けることが最優先事項だった。それまでずっと父から「正社員になれ」とか「仕事が続けられなきゃダメだ」とか言われ続けていて、その……多分、正直「憎しみを無くすためにも働かなきゃ」って必死だったんだと思う。父からの呪いの言葉に辛くならないように。でも、それを信頼してる良い大人たちが「私が私でいるための仕事探し」に変えてくれた。本当に感謝してもしきれない。 それから正社員を数ヶ月で辞めた私は今もアルバイト(見習い社会人と自分はよんでいる)を続けられている。つまり、第1フェーズはきっとクリア出来た。ここからは仕事以外の優先順位を考えるべき時なのかもしれない。それとも、ほかにも何かがあるのか…………今はまだ、ちゃんと答えがでてこない。でも、それでいいんだと思う。時間はすごくかかったけど、父が私にとって毒だということも、気楽に生きようと思えば100じゃなくて30くらいでも楽に呼吸が出来ることにも気がつけたし。
はてさて、この小瓶で何がいいたかったんだっけな…………でも、自分の苦しい気持ちに、蓋をすることないよ。絶対に。貴方に毒を浴びないようにする道も絶対にあるから。いつかの私はこの小瓶の中で叫んでいた。そこからほんの少しでも変われたように、父から逃げたいと叫ぶ今の私も、いつかその時の自分を笑顔で抱きしめてあげられるようになっているといいな。
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