小心者の夢を応援してくれませんか。私は、声優になりたかった。けれど、そう願ってからもうずっとそれになりたいのか、迷走している

将来の夢は至る場面で聞かれているのに、歳をくっただけで一気に「アレは無理」「それは厳しい」と言われる。
私は、声優になりたかった。けれど、そう願ってからもうずっとそれになりたいのか、迷走している。

こういうことを書くと怒られるかもしれないが、私は声優になるための努力を何もしていない。
やったことは、養成所の資料請求だけだ。
けれど、どうか最後まで読んでほしい。こういう人間がいるのだと知ってほしい。

私が声優になりたいと言ったのは、高校１年生のとき。
先生は大変だよとは言ったものの、否定はしなかった。
家に帰り、割と仲の良い家族に伝えてみた。声優になりたいと。私は応援してくれると信じていた。
父は「なりたいものになりな」と言ってくれた。けれど、母は苦虫を噛み潰したような顔をした。
理解が出来ない、なんでなりたいのと捲し立てられた。私が何を言っても、その不満顔は変わらず、最後には「私はあなたの夢を応援できない」とはっきり言われた。

私の言う応援は、決して経済的支援のことではない。精神面というか、思いの話だ。手を付けてない貯金の金額で養成所に通える。大学にいる間は、（半ば当然というように）実家暮らしを許可された。（こういう面で私の両親が優しいのは、たしかだ）母は何度かの話し合いの中で「大学の内に決めなさい」と言っていた。私もそれに異論はない、親の言いたいことも理解は出来るからだ。だから、やるもやらないも私の自由だ。そうに違いない。

だが、大学１年の今。今年の夏休みに養成所に申し込む予定であったが、また不安でいっぱいになった。

今日たまたま、用があって自室を出てリビングに行った。
テレビの中で、「芸人の夢を追っているといった娘を嫌な顔一つせず、応援すると笑った両親の姿」を見たのだ。
羨ましかった。母は画面に釘付けで、私のゆがむ顔なんて気づかなかっただろう。どういう思いでアレを見たのだろう。いや、きっと何も考えていない。

進路のこととなると、母とは仲違いばかり起こした。
現実的な母には、私の考えが信じられないようだった。
そうやって苦しんでいる私をよそに、YOASOBIさんの群青を聞いて、「あのときはごめんね（言い過ぎた）、でも応援しない」なんて言われて、ぼろぼろにならない人間がいるなら超人だ。

私の夢が全員に応援されないものとは分かっているけれど、なんだかんだ言って信頼している大好きな親には背中を押してほしかった。
よくこういうことを言うと、甘ったれだとか、根性がない、そんなんで夢を目指すなと言う話を聞く。（周りがなんと言おうとやれとか）

私にはその言葉たちは、叱咤激励ではなく、ただの叱咤であって、余計な悩みを抱えるだけだ。
環境が変わること、突っぱねられるかもしれないこと、怖くて仕方がないけれど、私が持った夢の中で唯一ここまで悩んでいるのが声優だ。だから、きっとやりたいのも事実。そうやってぐるぐるしている。
全部が怖くてぐるぐるしている。

もし、私の夢を応援してくれる方、共感してくれる方がいましたらお返事お願いします。
もうぼろぼろなので、優しい言葉にしてくださると嬉しいです。