「アイツ、今頃何してるかな...?
元気で暮らしているかな...?」
気力がようやく上向いてきて
毎日あくせく生きながら、
少しずつ、以前のように、
周りが見えるようになってきたこの頃、
ふと脳裏に浮かぶのは、
2年ほど前に絶縁した「アイツ」の事。
最後の諍いに嫌気が刺して、
こっちから縁を切ってしまった
「アイツ」の事が
以前にも増して気になる様になった。
今更こんな事呟いてもしようがないってのは
分かってるさ。
まぁ、向こうはオイラの事、
思い出す事なく、
誰かを支えながら、
誰かに支えられながら、
今を懸命に生きてるはず。
...それでいいんだ。
そんでもさ、「アイツ」との思い出てーのが
それなりにあってさ、
こいつはどうにも消えそうにない。
まぁ、こればかりはずっと抱えて行くしか
ないんだろな、しゃーないやな。
こんなふうに考えられるようになるまで
2年かかった。あと少し、もう少し、かな...。