「自分を強く持つ」というか、「自分のなりたい姿」という自分の部分を、しっかりと持っておいた方が良いかもな。
常住坐臥、常日頃から、その姿を頭の中にも、物理的に目に付く何かにでも保持して、自分の行動を見つめ直し続ければ、自ずと取りたい姿の行動が思い浮かびはするだろう。
いかなる時もだ。
そう、例えば、取りたい姿の行動が取れず、悔しい思いをするとか、後悔の念で、くよくよしている時もだ。
「こんな自分だからこそなりたい」と思った事を忘れてしまい、「理想的な自分になれない」と思う時が、来ないと言い切れない。
忘れる事も流される事もあるかもしれない。
心乱す時は、いずれ少なくなるかもしれないが、先に一体どれ程多く、来るかも解らない。
どんなに強い心になれたとしても、「動じない心」だけが強さとも限らない。
…あんまり言いたくないが、「動じない」という事は、認識や感情の変化が薄いという事にも繋がるからな。
そこから、自分自身が間違っている事をしていたり、気付かぬ内に正当化しているような状況だと、思わぬ落とし穴に繋がる事もない訳ではない。
(正義の反対は別の正義であって、悪とは限らない的な話とニュアンスは近い)
なら、傷付かないように…、衝動や、流れに乗ってしまうなどから、間違った事、したくない事をする状況にならないようにというのも確かにあるが…、もしそうなった時の為にも、立ち上がれる力を。対応や対抗、対処できる行動、知識を。
受け切れないものは、受け流せる技量を。
後からでも、何か出来ることはないのかを。
人に頼るって手もあるしな。
粘り強さやしなやかさ。
硬いだけだと、脆くもなる。
自分がどういう人間なのか、行動と共に作り、壊し、試し、固め、それらを繰り返し…、成長し続けて行けばいいさ。
んまあ、端的に書けば、ストレスの発散やら、対処法やらの他、現状の自身がどういった状況の中、どんな行動をしやすくて、それに対してどんな工夫が出来るのかという事の繰り返しになる。
逆に言えば、状況などの運も、もちろん絡んでくるとはいえど、行動する事が、自分の流れや、自分自身の形成に繋がるという事なのだと思っている。
いかなる時も、自分の芯というのか、心構え、志し、そういったものを据え続けるのは難しい。
とてもエネルギーが必要で、それ故に疲れる。
だが、「自分を変える」というのは、それ程の事だ。
(変えたいものが多ければ多い程、また大変だと思うので、その場合は目標をまず3つ以下に絞って行動していくと良いかもしれない。
あと、物理的に人間の身体、脳などの仕組みとして、変化までに、数ヶ月単位か、長くて数年は掛かるので、長い目で見た方が良いかも。
ただし、数週間で変わる事もあるなど、個人差や健康状態などでの差があるので、ご自身で判断して頂ければ)
失敗も成功も真摯に受けて、大真面目にやって、行動の一部、自分の芯に迫る、認識、概念の核へと成していく。
大きな川というのか、自分という流れ、流されない心を作るってのは、そういう事かと思う。
息抜きや休む時間も大事にしつつ(休憩や睡眠で記憶は定着していくらしい。筋肉と似たようなもん)…、言われるまでもないとは思うが、無理し過ぎないようには頑張ってな。