今、学生人生最大に学校に行きたくない。
課題が全く手につかない。仲良い友達がいる訳でもない。一人暮らしだけで精一杯。周りの目が怖い。迷惑をかけたくない。
どうしてこんな人間になってしまったんだろう?
私は理系のデザイン系学科に通う、大学3年生だ。高校は進学校。しかしそこまで頭は良くなく、私がやりたいことといえば「ものを作ること」だったのでこの大学に進学した。
私の学校には「演習」、、、デザイン系ならではの自分で何かを制作する、という授業がある。
大学1年の時は、小さい頃から多少得意だった美術の腕と負けず嫌いさで、学科内で良い成績をとってきた。少し頑張れば「良いっぽい」作品ができる。学科内でも「ちょっとできる人」みたいな立場だった。
大学2年生になる。ある演習課題で、どれだけ考えてもどれだけひねり出して手を動かしても形にならないものがあった。
最終プレゼンで、大した魅力のない作品をとりあえず提出し、講師の反応を聞いた。酷評。何が悔しかったのか、何が悪かったのか。その時「人前で泣く」という生き恥を晒すような経験をしたことは今でも忘れない。
そして大学3年生になる。
私は元からジャニーズが好きで、年に何回かコンサートに行くことを楽しみに生きるタイプの人間である。
この年も演習課題が始まった。最初、2年の頃のように「出来ない」で終わるのは辞めようと、意気込んで課題に取り組み始めていた。
しかしなかなか上手くいかない。また2年の二の舞か、、、。そう思うようになると手が重くなる。
「コンサートに行くことで1度気を紛らわし、頑張ろう。」そう考えコンサートに行って再出発しようと思うが余計に課題が進まない。考えても考えても進まない。
課題には毎週途中経過を発表する場があるが、課題が進まなくなった私はいつしかその授業に行かなくなった。
「あの人は課題を進めていない。」
「前はできる人だったのにどうしたの?」
「3年生になってからやる気ないよね。」
そう言われるのが嫌だからだ。実際周りがそう言って来なくても、"どこかでそう思われてるのではないか" と思ってしまい、足取りが重い。
ここ最近は、「生き恥を晒して生きたくない。」という理由で授業に行かなくなった。
最終提出の前でも課題が進まず、終わらせられないのなら行って「終わりませんでした」と言うようなことはしたくなくて、授業に出ない。
しかし劣等感に襲われるのだ。自分を甘やかして課題をせず、授業に行かないにもかかわらず、ああ、なんで自分は出来ないんだろう?と。
"出来ることなら楽しいことだけして暮らしたいし、大好きなジャニーズを楽しむお金を稼ぐために就職すれば良かったなあ、なんで学校行ってるんだろう。就活なんてできるのだろうか?そもそもモノづくりの仕事になんてつけるのだろうか?"
学校へ通っていることさえ疑問に思い始めた。
傍から見たら、ただ怠惰に生きる大学生でしかないのだが、当の本人はこんなことでも酷く悩み生きている。
共感してくれる方はいらっしゃいますか?