母親がおかしいです。
おかしいと思った理由
・自分がどんなに仕事を頑張っているか毎日のように話している。
・それに対し、体調が心配だからと反対するような意見を言うと激昂する。
・今までの自分は不幸せだったが今は幸せであると言い聞かせるように言う。
・物が多いと家族に怒っているが、自分の物は捨てていない。
・父親が権利を持っている家だが、自分の物であるかのように言う。
・外食していても上記のことを突然言い出し、納得する意見を求めてくる。
・楽しい雰囲気の時でも突然怒り出す。
ここ最近このような行動を取り始め、私以外の家族も不安に思っています。
私も家族も負担を減らせるように各々家事を担当しています。
どうしたら以前のような楽しい母親に戻るのでしょうか。
うちの母親も似たようなところがありました。
なんども同じ話を繰り返し、自分の主張に同意を求められました。10代だった私は、ただ話を聞くことしかできませんでした。一生懸命聞いても、アドバイスを言ってみても、適当に上の空で聞いても、結局毎日同じことの繰り返しでした。
それから20年経って
母は、何も変わっていません。
むしろ頑固になっていく一方です。
結婚して親元を離れてからは、距離ができて私の心は少し楽になりました。その分、自分だけが幸せになってしまったような罪悪感もありました。
私にできることは、長時間電話で話を聞いたり、たまにランチに連れいていくなど。
密かに傾聴を学んでみたり、母の考えを整理してみようと、一緒に母の不満を書き出して整理しようとするなど色々とやってみました。
しかし、結局何も変わりません。
本人が変わろうと思っていないからです。
時折、大きな傷を家族に残していきますが、それでも大好きな母です。
最近になって気がついたことがあります。
”母のために”と思って、私がずっと心を砕いてやってきたことは、結局”自分のため”でした。
心を砕いて寄り添ってきた相手に裏切られた時「なんで?私はこんなにも頑張ってきたのに。この件だけは、私の意見に耳を傾けて欲しかった。これが耳に入らないのなら、もう、これ以上関係を維持するために頑張れない」と思ってしまいました。
私は、母と良い関係を築きたいと思う自分のために、頑張っていただけだったのです。
誰かのために、何かをしてあげたいという気持ちは尊いです。
ただし、自分の心を削ってまで我慢をして、相手のためにと思って尽くすのは正しいやり方ではないように思います。
まずは自分を大切に。
自分を幸せにできるのは自分だけです。
そして、それは、相手にも同じことなのです。
相手を無理に変えることはできません。
本人がなりたい自分に変わりたいと思うまで、適度な距離で側に寄り添うことだけが、してあげられるたったひとつのことのように思います。
さて、長くなってしまいましたが、最後に具体的なことをひとつ。
うちの母は急に変わったわけでもなく、もともとそんな性格の母だったように思います。
急に変わった、というのは脳内のホルモンなどの分泌物質の
変化も影響あるかもしれません。ひどくなっていくようでしたら、専門機関に相談することも視野に入れておかれても良いのかと思いました。
精神の問題は、本人が弱い、悪いなどということではありません。ストレスや過労、本人の幼少期からの何かしらの問題で起こる、脳からの分泌物質の変化です。初めは脳の風邪のようなものです。こじらせる前に適切な対応をするかどうかが、大きな分かれ道でのようにも思います。
まずは、あなたの心が少しでも穏やかに
日々を過ごせますように。
自分を慈しみ、小さな幸せを見つけながら
暮らしてくださいね。
昨日、私は外を歩いているときに
風にのって、沈丁花のいい香りがふんわりしてきたときに
幸せだなぁと思いました。