自慢だけど、高校までは勉強しなくても成績が良かった。
でも私は勉強して何かになりたいとは思ってなくて、学生の本分だから勉強した。将来の夢がはっきりしたときに、潰しがきく、選択肢が増える、苦労が少なくて済む可能性があると思っただけ。
でもいざ大学へ行くと、当然のように大手企業を目指す雰囲気に取り囲まれてしまった。
どうして、私は選択肢を拡げるために大学へ来たのに、大手以外あり得ないという暗黙の了解を迫られるんだろう、鬱陶しい、そう思った。
事業分野や、その会社に入れば必ず携われる業務内容に惹かれ、とある産業でシェア1位の中小企業に入った。
ところがブラックだったので在職中にエージェントに登録して転職した。
今はホワイト寄りのグレー。
でも、大学時代の自分の選択は正しかったと思ってる。自分に問うことなく大手に行って、辞めるのが勿体ないなどとしがみついていたら、私は主体性のある人間にはきっとなれなかった。
外を知らず、怯えて、嫌われないように手足を縮めて40年間過ごしただろうと思う。そうして自分という人間にがっかりしただろう。
言いたいことがぶれて来た。
何が言いいたいかというと、やれ「オーバースペック」だの、「もったいない」だの、「どうしてこんなところにいるのか」だの外野は喧しいぞ。ヤジを飛ばす暇があったら自分の人生をしっかり見つめて歩けよ。
ということ。
自由って素晴らしい。