小さい頃からそれなりにモテて常に自分は誰かに恋愛的な意味で愛されてる状況だった。
すごく生意気な考えだとわかってるけどそのときは本当に誰にも告白されないで、好きって言われないで、浮いた話がない人ってどういう気分で毎日過ごしてるんだろうと思ってた。自分だったら死にたくなりそうって思ってた。
でもその長いモテ期は去年で終わった。ぐるっと回りを見てああこの中に私のことを好きな人はいないんだなって思うと悲しくなる。
家族にも愛されていると思ってた。私は手のかからないいいお姉ちゃんだった。でもなんか親は自分より弟の方が好きな気がして、しかもそれに決定打を打たれた。それから喧嘩したことなんかほとんどなかった母とぶつかるようになって、ちょっと前に酔っていたのもあるかもしれないけど「〇〇(自分の名前)は育てるの失敗したのかな」って言われた。私は失敗作らしい。
友達も沢山いた。親友って呼べるような人もいたし、結構クラスの中心みたいな感じでみんなと仲良かった。でも引っ越したらやっぱり疎遠になっちゃった。今の学校で友達って呼べるような人はいない。
夢もあった。小説家になりたかった。大したものではなかったけど賞もらったりもして自分にはもしかしたら才能があるのかもしれないと思ってた。でもいろんな本を読み終わるたびに私にはこんなものかけないと、どう頑張ってもこんなレベルのものは書けないんだろうと思うようになった。そしたら次第に小説からも離れてしまうようになった。
別にそこまで自殺願望あるわけじゃないけど、もし私が死んでも今悲しむ人はほとんどいないんじゃないかと思うし、自分が生きてまでやりたいことも無い。生きてる意味ないなって虚しくなる。人生長いからこれからそういう人もそういうものも出来ていくとは思うけどとりあえず今が辛い。