いや、ご自身の頑張りは、なかった事にならないよ。
人と比べれば大したことはないと感じるかもしれない。
もっと色んな、自分とは違う経験をしている人がいると感じるかもしれない。
けど、実際には小瓶主さんの経験も、その人達から見れば、自身と違う頑張りや、経験だと思う。
その人たちも、小瓶主さんも、自分なりの経験を持ってるって事じゃないのかな。
それが時に、重なり合っている部分もあるけれど、頑張り方や度合いそのものは全部異なったものだと思うよ。
だから、一人一人経験が違う、考えも思いも違う、頑張り方もそこに込める思いも違う。
そう考えると、人の頑張りと、自分の頑張りって、同じもの?
違うものなんじゃないかな。
比べるな、比べる事がダメな事だ、そういう事を言いたいって訳じゃない。
人と自分を見比べて、自分がまだ、もっと出来る事があるんじゃないか、煮詰められる部分があるんじゃないか、そう思えるのは素敵な事だ。
けれど、そこ止まりだ。自分の頑張りは自分のものだし、他人の頑張りも他人のものだ。
うまく説明できないんだけど、やる気がないとか、頑張りが足りないとか、それは、自分の頑張りの話だろう?
なのに、他人の、自分とは違うやり方の、頑張りの基準で、ご自身を否定してしまう。
ややこしいかもしれないが、変な感じがしないか?
とにかく、向かう方向が似ている中で、それぞれやってきた事が違うって話だろうさ。
だから、他の方々が自分と違う頑張りをしている中で、それを見た自分に何が出来そうなのか、どこを向上出来そうなのか、そういう風に考えた方が、自分の事として頑張りやすいんじゃないかな。
自分の動きがないと、自分の経験も増えないだろうしな。
自分と他人、そこがもう違うんだから、経験そのものも全て、同じものにはならないと思う。
繰り返し言うが、小瓶主さんの頑張りや、経験は、小瓶主さん自身のものだ。
他の誰のものでもないし、本来、他の方にとってもそれは同じだろう。
物凄いやる気や、頑張りがあるんじゃないかと思える人を見れば、気持ちの面で見劣りするだとか、俺も自分を誰かと比べた時に、小瓶主さんのように思う事はあるが…
そもそもの話、そのやる気がどこから出てくるのかと考えると、一人一人、それぞれの気持ちだし、その一人一人がそれぞれの時間、出来る中で積み重ねてきた試行錯誤、頑張りだろうと思ったんだ。
何か一つの分野があるとして、そこに打ち込んできた時間や、気持ちや、やり方というのは、各々全て違う。
思い起こせば、例えば、掛けた時間が長いとか、短いとか、やる気が高いとか、低いとか、そういったものが必ずしも上達に繋がっている訳でもなかったりするしな。
要は、運もあるし、自分の努力とも関わりがある。
それが良いと言うつもりも、悪いと言うつもりもないが、事実として、積み上げてきた頑張りや経験は小瓶主さん自身のものだと思う。
小瓶主さん自身のものだからこそ、そこから、また積み重ねて出来る頑張りや、経験があるんじゃないか。
頑張った分、疲れたらちゃんと休んで、また、自分の範囲で頑張ってな。
…あ、俺が自分から言える事じゃないかもしれないけど、この文章も、長文だから、読んでいて疲れるとかだったら、一気に読む必要はないからね。