私が今ハマっているのは大正時代の女学生たちがバイブルとしていた作家、吉屋信子さんの作品です。紡がれる日本語がとってもとっても美しく、読むだけで優しさが芽生えるような、心に磨きがかかるような気持ちになります(悪く言えば言い回しや単語がちょっと硬い、古臭いということです笑)。
吉屋信子さんは少女小説だけでなく、歴史小説も手掛けていらっしゃいますが、私は少女小説しか読んだことがありません。家柄や家庭環境に関係なく、心に優しさを湛え、気品に満ちた女の子が沢山登場します。オススメは短編を集めた「花物語」(コミック版も可愛いくておススメ!)。その他は「からたちの花」、「あの道この道」等。
また、これも大正繋がりですが、「大正時代の身の上相談」という本も面白かったです。大正時代に読売新聞に寄せられたお悩みの投書に新聞記者が回答したのをまとめたもので、現代とそう変わらない悩みに思わず「あるある!わかる!」。記者の回答も良識と洞察力に富み、素晴らしいものばかりで、読んでいると励まされますよ。
良かったら読んでみてください^^
「アルケミスト」
世界的ベストセラーを叩き出した本です
アルケミストとは錬金術師のことを指します
貧しい羊飼いが、錬金術師になるべく旅をする物語です。読んでみると、深いイイ…!って呟きたくなるような感じです。
2年前くらいに初めてこの本の存在を知り、中古を買って読みました。文庫本でそんなに分厚くないですが、内容が濃く、ハッとするような言葉にあふれていて(なんだかうまく言えませんが)ざっくりいうと人生のバイブルという感じです。
位置付けは星の王子様みたいな感じかな。ストーリーは星の王子様よりも理解しやすいです。私は中盤にある愛に関する主人公の選択が物凄く心に残っているかな。
よろしければ是非一読してみて下さいね。