わたしさがしの旅の小瓶。
本当は行った直後に書きたかったのだけれど、勉強合宿でばたばたしていたので。
４、５年行っていなかったお墓参りに衝動的に行きたいと思った秋。
その頃、父から大学院に進んで研究者になった知り合いがいるので話を聞いてきたらどうだと提案され。
冬休みに入って、クリスマス前後の三連休。
やっと実現しました。
石川県の父方の実家に２泊３日。
初めての、１人での帰省でした。
１日目。
午前中は学校で日本史の講習があったので、終わってからすぐに空港へ。
祖母宅に着いて仏壇に手を合わせたら、帰ってきたという感慨と、数年帰省出来なかった申し訳なさでなんだか泣きそうになりました。
お向かいのお店の３つ下の男の子が遊びに来て、一緒に食べたクリスマスケーキが美味しかった！
２日目。
朝から輪島の観光に行っていました。(※クリスマス)
まず、三大朝市の１つの、輪島の朝市へ。(※クリスマス)
お土産や個人的に欲しいものを色々と見てまわりました。
漆塗りの蒔絵の栞が安くて可愛くて、ついついたくさん買ってしまった！
朝市はやわらかな活気がありました。
バスでぐるっと回って、(海が近くに見えて興奮した)漆芸美術館へ。(※クリスマス)
石川県には輪島塗という伝統的な漆器技術があるのですが、それに関する展示をしている美術館です。
工芸品に興味のある私、これをとても楽しみにしていた！
漆器独特のしっとりとした艶。美しかった。
漆塗りというのはとても手間がかかるのですね。
展示の中にプラスチック製と輪島塗のお椀を比べるコーナーがあって、触ってみたのですが、
やっぱりいいものは違うなぁと思いました。
他にも色々まわりたかったのですが、ここでタイムアップ。
バスに乗る前にアイスキャンディを買って
(歯が折れるのではないかと思うほど硬かった…)
祖母宅に戻って、お墓参りに行きました。
あたりが暗くなってきた中、亡くなった曾祖母と会ったことのない祖父に手をあわせる合わせることができました。
夕食はお向かいのお店でお刺し身と牡蠣フライと焼き魚を食べました。(※クリスマス)
新鮮なお魚は、やっぱり違う。
あんな美味しいのを食べたら、他で刺身や牡蠣が食べられなくなってしまうほど。
そういえば、初めてナマコも食べました。
酢の物にしてもらって。
コリコリしていて、食感が面白かった。
お腹いっぱい、大満足でした！
３日目。
父の知り合いの研究者の方にお話しを伺いに行きました。
大学院に進むというのはどういうことか。
研究者になるための道のり。
私が今やるべき事。
色々なお話しを聞いて、とても刺激を
受けました。
特に印象に残っているのは、バックグラウンドを広く持ちなさいということ。
そうじゃないと、見方が狭くなって、つまらないし偏ってしまう。
私、自分で縛りをとてもきつくしてしまうのですが、
それじゃあダメだと改めて認識しました。
広く広く。
学ぼうと思ったら何からでも吸収できる。
その姿勢を目指したいなと思いました。
本当はもっともっとお話しを伺いたかったのですが、飛行機の時間が迫っていたので、
泣く泣く先生のお宅を後に。
荷物を祖母宅に取りに戻ってから、空港に行って、自宅に帰ってきました。
そして次の日から３日間勉強合宿でした…。
超絶弾丸スケジュールでしたが、行ってよかった！
とても充実した３日間でした。
何度も最近の小瓶に書いていますが、
私今変わるべき時で、必死にその足掛かりを探しています。
勉強以外の大事な何かを、見落とさないように。
手から零れ落ちていった中学から今年の夏までの時間を取り戻すかのように。
今回の帰省も、その足掛かりになればいいな〜、という感じだったのですが、
手応えばっちり。
上手く言えないけれど、何かを得た感覚があります。
向かっていくものがはっきりしたというか、
霧が晴れたというか。
手に入れたものを、自分のモノにできるように、またもがこうと思います。
なくした私の姿が、少しずつ見えてきました。
今は母方の実家に帰省中です。
合宿は昨日までだったので、これまた超弾丸スケジュールですが、
年末年始なので、こっちでは(勉強以外)のんびり出来そうです。
亡くなって以来、一度も墓参りに行っていない曾祖母のお墓参りにも行こうと思います。
わたしさがしの旅は、続く！
