今日の学校帰りに、駅前で人が何人か立っていました。
募金か何かかな、と思いながら特に日常によくある光景の一部としてあまり気にせずに改札を出ました。
その人たちの近くを通ると、大声で何か叫んでいました。
でもその人たちは募金を求めるのではなくて、行方不明になった人を探してくださいと必死に訴えていました。行方不明になった人の写真を通り過ぎる人達に見せていました。
その枯れそうな声は、慟哭にも近い叫び声でした。
私は歩きながら写真を横目で追いましたが、ちゃんと捉えることが出来ないまま通り過ぎてしまいました。周りの人たちも、同情するような素振りを見せるだけで、誰も立ち止まってませんでした。
何もしてあげられなかった。私はただの冷たい人間でした。周りと何も変わらない。写真をちゃんと見てあげるべきだった。
ただの帰り道を急ぐ学生でした。
なので、明日もその人たちがいたら、ちゃんと写真を見ようと思いました。何も出来なくても、後悔は残らないと思います。
それも、後悔を消すことも、自分の中では自己陶酔だと思います。それでも、そんな場面に遭遇したので、何か出来ることを起こそうと思いました。
行方不明者の方が、一日でも早く見つかりますように。
でも、そう言う事は簡単ですね…。そんな綺麗ごとを並べる自分に、自己嫌悪してしまいそうです…。もっと自分を高めたいです。
長文すみません。
はるこ
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