コミュ障だけど荒療治で営業の仕事して10年目。
弟に子供が産まれ、甥っ子が出来たので素直に嬉しかった。
弟は大学卒業してから専門学校に通って、それでも「やりたいこと」とやらが分からずに
30歳まで仕事が定着せずに結局、自営の実家を手伝っている。
ただ、人付合いは自分と違って器用にこなせるタイプ。
自分も社会人としては甘いなという所は多々あるし、どうしようもないヒヨっ子だし、
社会人として自覚が低い部分もまだまだ見受けられる未だお坊ちゃんだ。
向いてない仕事と自分の欠点に向き合って「自分なり」には苦汁も舐めて、
無断欠勤で会社を休んで逃亡という恥ずべき行為をしながらも頭下げて戻って、
他人との関わりも、歯車や兵隊としての役割も、他人を演じる感覚を使いながら
苦手で仕方がない他人との関わりの中で働いている。
自分が苦労したという話を語るほどどうしようもないことはないのだと思うのだけど、
父の元で仕事を選り好みしながら(営業的な事はやりたくない等)パート的な時間で
働いて、父の情けで家族三人暮らせるだけの身に余った給与をもらった上で、
「カフェか弁当屋やりたいんだよねー」とデザイン系卒の身で今更言う物だから、
「お前何中学生みたいな事言ってるんだよ」と軽く咎めるつもりで言ったら、
よほどその発言が気に障ったのか、
「結婚もしてないアンタには言われたくないよ」
そう言われた。
確かに自分は女性が怖くて、信用できなくて、裏切られるのが怖くて仕方なくて
女性という存在や恋愛や結婚という概念からはずっと逃げ続けている。
弟が社会人になる事から逃げ続けて、結婚する事になって逃げ切れなくなって
嫌いな父親の元で働いているのと何ら変わりはしないのかもしれない。
それでも、社会人の先輩、仕事の先輩という立場から言うならば弟ほどには
「目の前の現実」からは逃げてこなかった、それだけは断言できる。
それ故に弟の考えの甘さや両親の甘さが何だか怒りを通り越して悲しくなった。
一瞬カッとなったが、直ぐに自分でも驚くほど冷静になれた。
まるで他人のように「ああ、コイツはダメだ」とそう思ってしまった自分がいた。
他人(同性・異性含む)から逃げ続けている自分には「社会的責任」を背負って
いないという負い目は確かにあるのかもしれない。
しかし、結婚したから「人として一人前」なんだろうか?改めてそう思った。
人の目をずっと気にして生きてきたから社会人のレールにちゃんと乗らないと、
そう思いながら人付合いで誤った道に反れた20代を得て、今の自分がある。
連休は甥っ子を見に来いと言われているが、多分行けない。
甥っ子まで憎いのではなく、この何とも言えない気持ちを自分の中で消化できない
限りは素直に甥っ子を可愛いとも、弟におめでとうも言えない気がするから。
バカだから、自分が納得できないと前に進めない、悪い癖だと知っている。
寝付けなくてこれを書いている、明日には気持ちは変わっているのだろうか。
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ななしさん
祝福したいから、向き合って必死に答えをだそうとしてるんです。
不器用でも、なんでも、真摯に考えてる。
大事だからこそ、ですもん。
どうでもよくないから。
おそくなって、ごめんね。
心から祝福したいから。
じゃないかな、と思います。
ななしさん
可愛い甥っ子に会いたいですね。
気持ちが変わってたら、いってらっしゃい。
まあ、家族でも理解できない部分があるのは、ちょっと苦しいね。
逃げられないし、どうでもいいと切り捨てるのも難しいし。
主さん、いい社会人じゃないかと思ったよ。
ななしさん
主さん、ご気分は少し楽になられましたか?
兄弟間で言い合うのもまた関わっているという点では良い関係だと私は思うのですが。
人は言い争いをする時に相手の痛いところを突きます。兄弟間ならわかっているだけに尚更です。
主さんのもやもやのど真ん中は何なんでしょうか?
人は痛いところを突かれると痛みに耐えかねてそこを防御します。弟さんにとっては多分「自分の生き方が子供だ」と自覚があるから(少なくとも身近な人にはそう思われているだろうという自覚も含め)防御したのではないでしょうか。そして抵抗を見せた。
攻撃は最大の防御です。
弟さんの放った矢は主さんの胸に突き刺さったのかもしれません。
失礼を承知で言うなら、無意識に放った主さんの矢も的確に弟さんの胸をえぐったのかもしれません。わかりませんが。
喧嘩両成敗などという気はさらさらありません。
私としてはこの件が主さんの痛みの源を弟さんへの反論として位置付けるのではなく、そこにこだわる自分を真っ正面から受け入れる試練だとすれば、弟さんに付けられたら傷はものすごいギフトになるだろうと、そういう考え方もあると提示するのみです。
傷に塩を塗るお返事になるかもと何度か逡巡しましたが、このお返事もまた何かの意味があるやも知れず、思い切って送信致します。
冬
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