私、お坊さんでして、去年まで修行していたんです
ある時、修行の一環で20日間ぐらい、お経を書いてる時があったんです
最初の方は楽しかったんですけど、途中から飽きてきまして、手は動いているんですけど頭では違う事を考えてしまうんです
小学校の時、中学校の時、いや高校の時、こうしておけば何か変わったかなぁって
小学校の時に受験しなければ、女性に対しての苦手意識なんて持たなかっただろう
中学校で委員長にならなければ、いじめられて人とのコミュニケーションができなくなる事もなかっただろう
高校でもっと人と関わっておけば、自分の性別なんぞで悩む必要もなかっただろう
浪人する時に気を強く持って、父親に修行は行かないと言っておけば、入学式も成人式も行けたんだろう
そんな夢を見ては心が躍りました。そして、明日目が覚めたらそうなっているんじゃないかと。今までのは酷い悪夢で本来の私はコミュニケーションがバッチリ出来てて、友達も沢山居て、成人式で昔の友達と飲みに行けて、大学でまた新しい友達とたくさん出会ってて、髪の毛もあって、好きな髪型で好きなオシャレが出来て、好きな人がいて、そんな平和で楽しいくだらない事で沢山笑える日常に住んでいるはずなんだと。
馬鹿馬鹿しい。当然、そんな事は一切ございません。目が覚めたらまた意味のわからない経本を書かされる日々です。
当然です。人は良くも悪くも後には絶対に戻れないし、今にとどまり続ける事も出来ません。
だからこそ、行動すべきなんです。明日が少しでも良くなると信じて、何か行動を起こしてみるしかないんです。
どんなにクソみたいな状況でも、良くなる確証がなくとも、信じて前に進むしかないんです。
そして死に際に私や貴方をこんな状況に追い込んだクソッタレに言ってやりましょう。私は人生を楽しめたと
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