オレはお母さんが苦手で遠ざけてきた。お母さんの顔を見ると弱い自分があふれ出てしまうからだ。
「なんでオレを産んだの?」「こんなに頑張ったのに何でうまくいかないの?」「もう限界だよ。生きていたくないよ。」お母さんでは解決できないけど、お母さんの顔を見るとこういう泣き言を言いたくて止まらない。
それに稼ぎが少ないから扶養してあげることができない。非課税だから受けれている医療サービスも受けれなくなる。そしてお母さんはそういう泣き言が嫌いな精神論者だ。だから会わずに、一人そういう気持ちに蓋をしてきた。
でもお母さんはやってきた。足が悪いのに遠路はるばる一人で。その姿はかつてより年老いて雰囲気も弱々しくなっていた。
もうその姿を見たらダメだった。薬を飲んでいるのに自制ができなかった。年甲斐もなくワンワン泣いた。ごめんなさいと、それでもツライよと。お母さんは静かに受け止めてくれた。
お母さんと2人で夕食を食べ部屋を掃除した。洗剤の匂いがする、いつもより清潔な部屋で床に付いている。
お母さんに会えて良かった。でもこれ以上お母さんに迷惑はかけたくない。心臓が早く止まってほしい。
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