「もう暫く経っているはずなのに、ついさっきのように思い出せてしまうものですね。」
寂しそうに呟きますと、彼女は窓を開け放ちました。
そこには、眩い星が群れを成して、あちらからこちらへと流れておりました。
「これは。何と美しい。」
「そうですね。……不思議なことに、思い出すのは決まって流星群の季節なのです。」
その女性の声を聞くと、何処か懐かしい気持ちになるのは何故なのでしょうか。
どうにも分からず、ただぼうっと星達を眺めておりました。
少し遠くを見ますと、手を組んで祈りを捧げる人が大勢居ました。
「あの方たちは何をされているのです。」
「罪を懺悔しているのです。許されざる者は、何時の時代にもおりますものね。」
「そういえば、貴方は切符は持っているのですか。」
その言葉に、サラリーマンの男性が話した、親友の方の話が思い出されました。
慌ててポケットを漁りますが、何も出てきません。
焦って女性に目をやりますと、彼女は泣きそうなほっとした顔をしました。
「良かった。貴方はまだ来てはいけませんもの。」
『早く私のところにおいで。』
その声は記憶の声と交わりそうで交われなく、どうにも気持ちの悪さが残りました。
「さて、私はそろそろ御暇するとしましょう。」
考えていると、いつのまにか汽車は止まったようでした。
「そうですか。では、またご縁がありましたら。」
彼女は髪を翻し、軽やかに去っていきました。
汽車が動き出しました。
少し離れたところの二人組が、さっきの停車場は懺悔の地の最寄りなのだと話しております。
果たして、彼女が降りたことと関係はあるのでしょうか。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください
nanaha.
彩紗さんへ
お返事ありがとうございます!
彩紗さんの予想は蒼介さんですか!
おお、良い予想ですね🕵️
実際どうなのか、確かめていただきたいです!
電車に乗っている時に、隣の線路に電車がやってくる感じですかね?
なにはともあれ絶対綺麗ですよね✨️
最近「宗教って神秘的だな」って思うようになったんですよね。
神様を信じる心や、神様に見られていると思うこと…。
友達から聖書借りて読んだりもしていて。
だからこそ、星に祈るっていう方法を思いつきました🌟
ただ、自己対話って一番しんどいですからね。
祈りを捧ぐ時間に耐えられるか、きつそうです💦
その台詞に関しては、「僕」が誰か作中で分かった時点で話そうと思います!
彩紗さんが心配している「赤ちゃん」、意外と近くにいるかもしれませんよ?
あら、視力低下ですか💦
僕もそんなに良くない方です!
彩紗··
語り手の「僕」は、女性の夫の蒼介さん?
女性も「懐かしい」って言ってたもんね
まだわからないけど、勝手に確信!
流星群の中を走ってたら、星がどんな風に見えるんだろう
想像つかないなぁ
迫力ある感じかな
罪を懺悔するやり方が、星に祈るっていいね
なんかさ、私は地獄で鬼に追い回されるイメージだった
こういう人情味のある発想、なっぱならではだね(ㅅ´ ˘ `)✧.。.:*
蒼介さん(かもしれない)、切符を持ってないんだ
これは朗報
女性も喜んでるみたいだし、よかった
『早く私のところにおいで』
これは、女性がつい、夢枕に立って言っちゃったとか?
そして蒼介さんは……
赤ちゃんはどうなったんだろう?
謎のまま、女性は下車しちゃったね
懺悔の地の最寄り…
女性、何かの懺悔に行ったのかな
え、赤ちゃん大丈夫?
謎が明かされるの待ってるね
最近、視力が落ちた
絶対スマホの見すぎ…😅
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