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久々の嬉しい出来事。むかしお世話になったホストファミリーから贈り物が届いた。中身はなんと……。そんなはなし。

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僕の現在位置です

ついさっき、黒い猫さんからパーセルが届いた。
ピンときた人もいるだろう、パーセルと書いた理由は、つまり「宅急便」じゃないということだ。

ご存知の通り、黒い猫さんの会社と アメリカの UPS は長いこと提携関係にある。
日本からの国際宅急便も、送り先にもよるけど基本的には黒い猫さんのドライバーが集荷に来てくれて、UPS のネットワークで届く。

今日受け取ったパーセルは、米国発日本行きの UPS Worldwide Express Saver で送られたようだ。
送り状を見ると、Shipper に見覚えのある名前が。
そう、大学時代にアメリカへ行っていたときにお世話になったホストファミリーの名前だった。
何だろう、何だろう?

そんな疑問もよそに、さっそく、丁寧に梱包を解いていく。
箱の中には緩衝材のプチプチが幾重にも巻かれた何かが入っている。
送る相手が日本人だから、気を遣ってくれたのだろう。
そのプチプチを取り外し、いよいよ中身が姿を現した。

ナカミチのワイアレスヘッドフォンだ。
Elite Five ANC というモデル。

先日の小瓶で「ヘッドフォンを壊した懺悔の話」を流したけれど、あの後、1台買ってみたものの、価格に見合わぬ性能に不満が残り品物を返して、それきりになっていた。
GW もずっと鬱だったし、パソコンで情報収集する気にもなれなかった。

こんな「棚から牡丹餅」よろしく、ラクして良いものゲットして、良いんだろうか。
感謝しかない。
しかし、数多のメーカーから「ナカミチ」を選び取るというセンスの良さには脱帽。
これも彼らなりの心遣いなのかもしれない。

開封する途中で気がついたけど、この製品、化粧箱がとても丁寧に造られている。
開閉式の蓋には Nakamichi のロゴも入っていて、マグネットのバーが仕込んであってパタンと閉まるようになっている。
これ、完全にギフトボックスだよ、贈り物として購入してもらう前提でデザインされてる……すごい。
蓋を開けると、ファスナー式のハードケースが出てきた。
柔らかい素材のポーチが付属したヘッドフォンはいくつかあるけど、ハードケース入りのものは初めてだ。

そして、ケースを開けて、ようやくヘッドフォン本体とご対面。
黒一色で統一されたシックな外観、金属製のヘッドバンド、控えめにデザインされた Nakamichi ロゴ。
格好良い。
バッテリーが切れても有線ヘッドフォンとして使えるようだ、これはありがたい。

しばらく製品に見入った後、もう一度もとの箱を確認してみると、紙が入っていた。
直筆の手紙が2枚、読んでみた。
筆跡からして、ホストマザーが書いてくれたものだろう。
以下、抄訳。

-----
僕の現在位置へ、
誕生日おめでとう、ギフトとしてナカミチ・ヘッドフォンを贈ります。
私たちがあえてナカミチを選んだのには明確な理由があります。
あなたが名前を言い当てたあの車を、私たちは事故で失いました。
今は、中古のスバル・レガシィの4ドアに乗っています。安全ですから。
そのスバルには、ナカミチというブランドのカー・ステレオが取り付けられています。
あなたの好きなメイナード・ファーガソンのディスクをプレイしたら、とても良い音がしました。
前のオーナーに確認したら、スピーカーを変更したことはないと話していました。
だから、この良い音は、ナカミチのシステムが優れているためだと確信しました。

でも、恥ずかしいことに、私はナカミチというブランドについて知りませんでした。
夫に訊いたところ、彼は「日本の音響機器の会社だろう。それも高級ブランドだ。最近流行りの JDM と一緒に、日本の中古車がアメリカのマーケットに入ってきている。そういう車に純正装備として付いているステレオ・システムにはナカミチもある」と話していました。
それを聞いて、音楽を演奏するのもリスニングも好きなあなたのために、いろいろ考えた結果、ヘッドフォンをギフトとして贈るのが相応しいと思いました。

ナカミチのウェブサイトを見ると、ヘッドフォンやイアバッズを作っているようだったので、私はインターネット上のストアを探しましたが、販路の関係なのか、私の探し方に問題があったのか、見つからなかったのです。
その後、エレクトロニクス製品を扱う店をいくつも回りました。そう、ナカミチ・オーディオの付いているスバルを飛ばして。
でも、ウォルマートにも、コストコにもなかった、「ナカミチは扱っていない」と言われました。

小ぢんまりとした個人商店に入ったとき、カウンターの奥にナカミチの販促ポスターが貼ってあるのを見つけました。
「これに違いないわ!」と、すかさず店主に声を掛けて、「あのポスターの商品、今日買って帰れる?」と訊きました。
「残念だけど、今は在庫がないから、発注しようか。いくつ必要なんだい?」
「ひとつ。日本へ送りたいの。状態の良いものをちょうだい。」

そうして、6日かかって、ナカミチが届きました。
最高にきれいな状態のナカミチを贈ることができると信じています。
これが届く頃には、日本では連休に入っているでしょうから、多少の配達の遅れには目をつぶってください。
楽しんでください!
何時でも帰ってくるのを待っています。

愛するあなたへ、
-----

当時、こちらから持参した日本の品々をテーブルに並べて、ホストマザーもホストファザーも、どういうふうに扱うかなと思いながら見ていた。
彼らは、ギフト用の包装紙やラッピング材を破ることなく、セロハンテープをゆっくりと剥がし、開封していた。
あとで聞いた話だけど、ホストファザーは職場の日本人の同僚と仲が良く、出張でもプライベートでも日本を訪れていて、そのときに日本の「物を包む文化」に感銘を受けたのだそうだ。

「包み紙よりも中身が大事」そう考えるアメリカ人は未だに多い。
YouTube を見ていても、日本からのお土産を開封する様子(unboxing)を映した動画では、子どもも大人も、包装紙やラッピング材などお構いなしに破り捨てて、That's awesome! とか Cooooool! なんて言っている。

日本人としては、こういう光景を見てしまうとどうしても残念な気持ちになる。
台湾に住む友人も、アメリカへ短期留学したときに、現地の学校の先生たちにプレゼントを渡したそうだ。
「台湾の高級店で丁寧に包んでもらったものをビリビリやられて、それを机の上に置くならまだしも、破った紙は床に投げ捨てられて悲しかったよ。まあアメリカ人ってそういう性分だから仕方ないけどね。」そう嘆いていた。

日本の慣習が過剰、アメリカのやり方が合理的なのか。
日本の「おもてなし」の心が理解されないことを嘆くのが正しいのか。
人によって考えは違うから難しい。
でも、ホストファザーのように「物を包む文化」を素晴らしいと感じて、それを行動に表してくれるアメリカ人もいるわけで。
いろんなことを考えされられる出来事だった。

兎にも角にも、ナカミチを贈ってくれたホストファミリー、ありがとう!
大切に使うよ!

今回の BGM……
Those Good Old Dreams / Carpenters

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(小瓶主)

あれい さん、

素敵でしょう?
自慢のホストファミリーだよ。
アメリカにいたときには本当に良くしてもらった人たちなので、今回のプレゼントは感慨無量だねぇ。
黄桃のパイを焼いてくれたり、ラザーニャ(ラザニア)を作ってくれたり。持って帰りたいぐらい美味しかった。

「日本だと桃は白いイメージよね? アメリカで手に入る桃はほとんど黄色。日本の白桃より硬いのよ。アメリカでは、白桃は美食家が食べるような贅沢品なの。」
「そうなんだ。日本でも白い桃はギフトに選ばれることが多いし、上を見ればキリがないぐらいだよ。日本で安く手に入る黄桃は、みんな缶詰に入ってるんだけど、中身は日本産じゃないことがほとんどだよ。」
そんな会話もしたなぁ。

僕の現在位置より

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