ファング「お前何してんだよ、、、ノマドの事、何も知らない癖に、、、」
『ノマドの事、、、とは彼奴の過去の事か?』
ファング「はっ、?なんだ、彼奴、、、お前に話したのか、、、?」
『嗚呼、沢山聞かせてもらった。入軍していた事も、戦争で辛い目に遭った事も、誕生日に親が死ん((ファング「お前、、、!其れ以上言ったら本当に殺、、、、、、、、、いや、ノマドを連れ戻してくれた恩人だもんな、ちゃんとお礼しなきゃ駄目だよな」、、、は?』
そう言い出すとファングは俺の胸倉を掴んでいた手を離し、笑みを浮かべた。
ファング「いやぁ、、、すんません、ちょっと過保護っぽくなってたみたいです。仮にも俺より年上なのにな」
『ま、まぁ仲良さそうで良いんじゃないか?』
ファング「其れなら良いんだけどなぁ」
なんだこの対応の差は。
先程までの狂犬の様な殺気は何処へ行った。
ファング「トリガー達遅いなぁ、ちょっと呼んで来てくれません?其の間にハンバーグとか温め直しときます」
『分かった』
ファング「仮にも家主なのに、、、すんません」
ニコッと笑うと椅子から立ち上がり、キッチンの方を向いた。
俺も其れに合わせる様に椅子から立ち上がり、他の奴等が閉じ込めて居るだろう部屋へと足を向けた。
ファングの行動が気掛かりだ。