彼のことがとても好き。ちゃんと付き合っている(ハズ)
そう、そのはず
前は、大事なのだとちゃんと言ってくれてた。
いまは、私には悪態ついて、あかんべーしてるみたいなことばかり。そっけなくなった。
同じことをあなたにした他の人にはかみつかないのに、わたしがするとかみつくの。
甘えてきてるのかと考えれる人なら気にならないのかもしれないけどね。
嫌いじゃないけど、好きじゃなくなったのかなわたしのこと。大事に思えなくなったのかな。
だから最近思う。恋愛感情はないといったあの人と、わたしが、同時に危険に陥ったとき、あなたは迷わずあっち選ぶんじゃないかなって。前なら悩んでくれただろうけど、どちらか片方なんて選べないって思ってくれてただろうけど、もうわたし、その天秤からも転げ落ちてる気がするよ。順番付けにも上がらない不特定多数になってそうだ。そう、思わずにはいられない。
いや、でもこれは誰に対しても思ってることかもしれない。誰一人として、私の手を取るのかどうか自体を悩み、天秤にかけてくれる人は居ないと思っている。天秤にかける価値もない、と。
昔からずっとそういう想いを抱えてきた。物心ついたときからずっと。
なんなら、わたしですら天秤にのせてないのかもな。わたしが居ない方が上手くいくだろうに、選ぶわけないもんね。そんなの、嗤うしかない。
こんな贅沢な悩みで辛く思ってること自体申し訳なくて仕方ない。でもどこにも出せなかった。彼も、知り合いもいない向きに転がしたかった。
ごめんなさい、のうのうとながらえて。天秤に乗れず、手に取られることもないわたしが、こんな
虹の橋の渡り方が、どこかにあればなぁ
