今真っ暗なマンションの部屋で書いている。部屋は物で散らかって、服はそこらじゅうに散らばってる。
俺はクソみたいな人間だ。
新卒で入った会社を一年半で辞めて、もう半年も無職だ。
職場は優秀な人ばかりだった。上司も同期も新しく入った後輩も、みんな俺なんかが一生かけても手に入らない賜物をもってた。学生時代の友人もそうだ。みんな要領がよくて、ちょっとやんちゃだけど面白い奴だったり、肝心な場面では誠実だったり、一緒にいると消えたくなるぐらい面白くて最高な奴ばかりだった。
今こうしてる間にもみんな一生懸命生きている。
一生懸命仕事に励んで、一生懸命人を愛して、一生懸命楽しんで、一生懸命趣味にうちこんで、一生懸命勉強して、生きている。
俺は真っ暗な部屋でひとり、大好きだったゲームをするか、スマホをいじるしか能がない。
つい最近まで、仕事もゲームも一生懸命がんばっていつかは夢だったプロゲーマーになりたいなんて思ってたっけ。
スマホで調べるのはきまって「人生 どん底」とか「つらいとき 名言」とかばかりだ。
でも、どんなに人の言葉を借りたって部屋から一歩も出たくないし、大好きだったゲームもやりたくなくなった。
最後は自分でどうにかしないといけないのにな。
きっと俺がどうしようもない奴だからなんだろうな。
誰にも相談できないし、親には会いたくない。
友達の何人かは察してくれて、食事にも行ってくれた。
でもその気遣いが苦しい。自分の不甲斐なさを痛感するだけだった。
過去の自分が一番嫌いだったタイプの人間になってしまった。
「自分は世界で一番不幸です」みたいな顔して、何にももできない人間。
みんなとんでもない不幸や挫折抱えても、一生懸命頑張ってるのにな。俺は本当にどうしようもない奴だよ。
こうやって自分を自分で傷つけて、自分に酔えばなんか救われた気持ちになって心地良いよな。
本当に醜い人間です僕は。
それでも誰かにみてほしいんだろうな。
きっと孤独が嫌なんだろうな。
だからこうやって人の目に入る所に、気持ち悪い自己陶酔に浸った文を書くんだろうな。
俺はクソだ。俺人生はクソだ。
俺の周りにいてくれてた人はみんなすごいのにな。
なんで俺はこんなんなんだろうな。
もしなんでも願いが叶うなら、幼かった自分に恥じない人間になりたかったなぁ