先日、久しぶりにはなが狼のところを尋ねてきました。
はなは、狼の親友のカラスです。
狼はまえにはなにもらった、珍しい色をした石を見せてお礼を言いました。
するとはなは、虚をつかれたように言葉を詰まらせたあと、言いました。
「そんなもの、あげたっけ?」
狼は驚きました。ずっと大切に持っていたので。
「覚えてないの?」
「覚えてない。」
その後、はなはふと、思い当たったように言葉を続けました。
「多分それは、ふゆに会うための口実やな。
あたしは、石を渡したくてふゆに会うんじゃなくて、ふゆに会いたくて石を渡すんだよ。」
狼は、はなが珍しい石を共有したり、共感したりして欲しいわけではなかった、と気づきました。
狼という存在自体を、ただ無意味に、無条件に、大切に思ってくれている。
そう感じました。
狼は、辛い、と声をあげる小瓶にたくさん声をかけます。
その中には何か返したい、と言ってくれる人間もいます。
けれど、狼は何も返されなくても構いません。
もちろん返してもらうことは嬉しい。
「ありがとう」と聞ければ、なお。
あなたが、あなたの中で返さないと気が済まないと言うなら、もちろんそれで構いません。
でも、今苦しんでいるあなたが、狼を気にする必要はありません。
狼は、無意味に、そして無条件に、あなたを心から大切に思います。
だからこそ、あなたに何かを求めたりしません。
あなたの声が消えないことを、ただただ願うだけです。
それが、狼がここで存在する意味になりますから。
小瓶を流している、全ての人間へ。
心から、ありがとう。
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項
リウムさん、お返事ありがとう。
「ありがとう」という言葉は不思議ですね。
その言葉自体は無機質でも、その意味を共有するだけで、こんなに幸せな気持ちになれる。
本当にありがとう。
アリスさん、お返事ありがとう。
狼には時間がたくさんあります。
いくらでもあなたのために使います。
使わせてください。
狼も、ありがとう。
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項