どうも、nanaha.です。
皆様如何お過ごしでしょうか。
僕は近々、母方の実家に帰省する予定です。
北海道は縄文時代の遺跡などが多くあるんですよ。
少し行ってみようかなとか考えています💭
今回の小瓶は、椎野直弥さんの「僕は上手にしゃべれない」のブックレビューとなります。
ネタバレも含まれますのでご注意ください。
この本の主人公は、吃音の中学生・柏崎悠太。
人との会話に対して恐怖を感じ、大勢の前で話すことにトラウマを抱えています。
姉の遥から「逃げずに喋る機会を増やしなさい」と言われるたびに、劣等感が増していく日々。
そんな悠太ですが、勧誘チラシの言葉に惹かれて放送部に所属します。
同じく放送部の古部さんとも順調に仲を深めていく…はずでした。
ひょんなことから二人の間に入った亀裂は、遥との関係にも影響を及ぼします。
悠太は自分の弱さをどう受け止めて前に進むのか。
背中を押されること間違い無しの本です。
この本の中で、古部さんが悠太に「練習」に付き合わせたり、ファストフードの店に行かせる場面があります。
これは古部さんなりの吃音を治す練習法なのだそうで、最初は拒絶していた悠太もその優しさを受け入れるようになります。
でも、僕はこの展開に納得がいかない部分があったんですよね。
だって、「嫌だ」って思ったのは、紛れもなく事実なわけですし。
それなのに、優しさって言葉に包めば、何でも許されているように見えたんです。
これは結局、僕と悠太の考え方の違いなんだろうなと思います。
自分のことを一生懸命考えて、アプローチしてきてくれる友人の姿は確かに心強いです。
ただ、実際自分のトラウマに足を踏み入れられたとき、拒絶しないと自信を持っては言えないんですよね。
僕、過去のいじめで相当なトラウマを抱えているんです。
過去に受けた仕打ちのことで頭がいっぱいになって、学校にもまともに行けなくて。
でも、いつかは僕も悠太のように、人の優しさを素直に受け取れる人間になりたいです。
きっと時間はかかると思いますが、ゆっくり傷を癒やしていこうと思います😌
最後に、この本で心に残った文章を贈って終わりにしようと思います。
『人にとって言葉はすごく大事なものです。言葉には人を変える力があると思うから。大切な人を救う力があると思うから。』
ぜひ、お手にとってみてください。
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引用:僕は上手にしゃべれない/椎野直弥(ポプラ社)
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