死にたいと思う。
起きている時間が大体そのくらいだから、一時間に一回は死にたいと思う。
多分、眠たいとか、おなかがすいたとか、暑くて疲れたとか、仕事で疲れたとか
そんな状態を死にたいという言葉に変換して考えるのだと思う。
眠いなら寝ればいいし、おなかがすいたら何か食べたらいい。
それだけで解消できるのに、なんで重たい重たい死にたいという言葉にしてしまうのか。
死にたいと思うたびに
「いきなり死んじゃったら周りの人に迷惑でしょう。部屋片づけた?日記捨てた?
見られたらやばいでしょう。だからちょっと待って。水でも飲んで」
と自分をなだめて、
「ああそうだね。部屋散らかったままだね。よく考えたら今日暑くてくたびれたね。
アイス食べようか」
と思い直して死にたい気持ちをごまかす。
でも一時間に一回毎日毎日この思考繰り返すのでとても疲れる。
死がすぐそばにいるのだと思う。
そのくらい毎日につかれているのだと思う。
テレワークと夫のたん吐きが始まって2年余り。起きている間ずーーーっとたんを吐いて
ゴミ箱がタプタプになるので猫もいないのに猫トイレ用の吸収チップを買って
ゴミ箱に敷いてたんを吸わせている。
それでもペッと吐く音は消えないので、起きている間ずーーーーとそれを聞かされ続ける。
出かけるときも夫用ティッシュとゴミ袋は欠かせない。忘れると地面に吐いてみっともないから。
夫のフォローグッズで私のかばんはいつもいっぱいだ。スマホ一つでお出かけできる人がうらやましい。