今、世間を騒がせているあのニュースに出てくる、あの宗教団体。なぜか固有の名称がテレビのニュースでは放送されていないらしいが、どの団体なのかは誰しもがもう察しのついていることだろう。
あの事件が起きてから、私は心が波立って仕方がない。なぜなら私も子供の頃、彼と同じような立場だったからだ。私の場合は彼ほど家庭も経済も崩壊していなかったので、まだまだずっとマシだったろうが、それでも毎日苦しかった。
あらゆる矛盾を目の当たりにし、強い疑念と罪悪感の渦巻く思春期は暗黒時代だった。それがきっかけで摂食障害にもなったし登校拒否にもなった。成人する頃、やっとその矛盾に自分なりにケリをつけて家を出た。あの宗教で言うところの「堕落」をした私は半分は勘当のような形でだったが。そこまでが本当に毎日戦争だった。
でも、私が1番苦しかったのは、この世間に、私の苦しみを理解してくれる人がなかなか居ないということだった。下手に打ち明けることもなかなか出来ないし、打ち明ければ、親と縁を切りたいという私に、なんで親を大事にしないんだという人さえいた。
孤独だった。ずっと、ずーっと。閉鎖的な世界で生きてきた私にとって、独り飛び出した先の「世間」はなかなかに厳しかった。戻ってしまったほうが楽かもと思ったこともあった、でも2度と戻らなかった。私が本当に心の底からケリをつけて楽になれたのは、大学で心理学を学んで、人の心の仕組みというものをある程度学んでからだった。
そこに至るまで、私はとにかく「自分は間違いを犯しているのかもしれない」と言う恐怖心を乗り越ええようと必死だったのだと思う。就職氷河期時代に、高卒で家を飛び出した私ができる仕事なんて、フリーターとして夜遅くまで働きまくることしかなかったけど、空いた時間はしょっちゅう図書館に行ったり本屋に行き、とにかくたくさんの本を読み漁った。そして自分の中に湧き上がる、ありとあらゆる考えや苦しみを書きまくった。
そこで、自分の選択は間違っていないのだと思える本(自己啓発系の本、心理学系の本)をとにかくたくさん読んで、私は間違ってない、これでいいんだと言う答えをとにかくたくさん見つけて自分を安定化させるのに必死だった。
働いたお金と奨学金で何とか地元の大学に行き、そこで学んだ心理学で私は完全に心が自由になったと感じた。
私の家族に起きたこと、私の心にあった苦しみってこう言うことだったんだなぁと初めて冷静に論理的に俯瞰して見れたような感覚。
私はそこでやっと、本当の自由を味わえるようになっていった。
彼があんな事件を起こしてしまう前に、何らかのセーフティネットがなかったのだろうか。
ないだろうな。だからこんなことになったんだろう。
私はすごく恵まれていたんだな。理解してくれる人も同情してくれる人も僅かながらいたから。
こう言う、私や彼のようないわゆる親の宗教の、二世の悲惨さや苦しみ、普通の家庭では当然得られているはずの、日本国民全てに与えられているはずの権利が踏みにじられていること、まだまだ世間に知られていないと思う。
悔しい、憎い、あの貴重な思春期時代を返せ。
今でもそう思う。
これをもし読んでいる、あの宗教団体の人間が貴方ならさ。
どう思ってるの?どう捉えてんだよ??今回の事件。
貴方の目が、あの宗教の教えで捻じ曲げられ、都合のいい道徳感や宗教観になってるなら、もうどうしようもないけど。
まだ、そこにいるなら、もう2度と彼のような人間を作るな。
人の人生を搾取するな。
それでも自分が信仰者って貴方は言えるのか??
目を見開いてよく見ろ。
本当に神様を信じたいなら一人で静かにやってろ。
周りを取り込もうとする時点でそれはもう信仰じゃない。
いい加減、気がついてくれ。
これ以上の犠牲を出すな。
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小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください
ななしさん
諸外国のように献金とか反社会性とかで
ちゃんとカルトを取り締まる必要があると思います。
議員の誰々が関係あった!とか
どうせ真っ黒なので
スキャンダルを追うのではなく
被害者を増やさないために対策してほしいと思います。
あとは家庭環境がよくないときに子供が助けられにくい環境、
いわゆる小中高大と普通の進路からドロップアウトすると苦労する環境も
どうにかなってほしいと思います。
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