恐怖の糸に絡めとられてしまっているのでしょうか?
学校は3年間の金魚鉢。でもお水を変えられなければ、毒がそこには溜まっていく。毒はほかの金魚を犯して狂わせ、乱れてしまう。優れた感受性をお持ちのあなたは、きっとその毒に心を汚染されているのでしょう。あえてこのような抽象的な言葉で申しましたが、その金魚鉢の特性を大人が見ている視点でご覧になってください。
学校は、金魚鉢。それを捉えるには、まずその水の中から出て俯瞰することが大切です。
鉢から鉢へと、あなたは移り、泳ぎ切った先に、社会という大海原へ飛び出す。
今あなたのいる場所は、清濁の海原に飛び込む前段階。
恐れることも、辛い感情に支配されることも、当然。
その感情を大切にして、優しく包み込んでください。
助けを求めている自分を温もりにそっと包み、
俯瞰してください。
恐怖に打ち勝つ前に、恐怖を認めよく観察してください。
そうすれば、あなたが本当に必要としている救世主の姿が見えてくることでしょう。それは学力かもしれない。安心する恋人や友人かもしれない。宗教かもしれない。エンジニアかもしれない。お金かもしれない。
人はすがるもの。
大人でさえ、大海原のなかで、酒、たばこ、おとこ、おんなといった様々なものに縋り、恐怖を麻痺させて生きている。
あなたの感性を大切にしてください。
ただまっすぐに、その先を見通して。