今日あった出来事。
いつものように友人4人くらいと遊んでた。
とある友人(Mとします)に教室でかくれんぼしようと提案され、みんなで教室に行った。
友人たちが掃除ロッカーを見て、「入れそうだねー」って会話してた。
俺は試しに入ってみた。
出ようとしたらMが扉を閉めた。
外から「どう?」とか「声聞こえる?」とか聞こえてきた。
笑いながら出ようとしたら、扉があかなかった。
「M、閉めてるでしょ?」
って言うと
「私じゃないよ、というか誰も押してないよ。」
と言われ、開けようとしたが、開かない。
ひとりの友人に
「息苦しくない?」
って聞かれた。
ふだんおちゃらけキャラだからそれを保ちたかったのと、そろそろ開くだろうと思い、
「うん」
と返事した。
でも、俺の考えは甘かった。
いつまでたっても開かない。
「ねぇ、Mどいて」
って言っても
「誰も押してないよ」
次第に自分も外の様子が分からなくなってきた。
酸素がなくなっていく。
呼吸が荒くなって、声も出なくて、ゼェゼェしているのに気がついて開けてくれないかと思ったけど、開かない。
扉を押してもびくともしない。
腕にちからが入らない。
足にも入らない。
パニックになって押しまくっていたら、扉がなんとか開いた。
空気がおいしかった。
足が震えて倒れた。
そのあと、近くにいた友人たちにはすごく謝られた。
もうこちらが申し訳なくなるくらいに。
でも、Mはなにも言わなかった。
友人にきくと、扉を開かないように押さえてたのはMだった。
たしかに、Mはいつもいじってきたりする。
でも、流石に分別はあると思っていた。
Mからするといつものじゃれあいなのだろうけど、俺はとても怖かった。
別にMのことは恨んでない。
怒ってもない。
俺の自業自得だから。
ただ、
無理してキャラを保とうとするのはやめようと思った。