自分がそうだったように、色んなものに救われたように、いつか自分もってずっと思ってた。
なんでも良かった。
絵でも、歌でも、小説でも。とにかく自分が作った何かで誰かを救いたかった。
だけど俺には何もなかった。人の心を動かすほどのものは作れない。
だから、俺はここで誰かに手を差し伸べることで、何者かになれた気になっていた。
ここにいるときはあの日夢見たヒーローになれた気がした。
誰かに「大丈夫だよ」と言う度に、誰かに「生きて」と言われる度に、自分はまだ存在していていいのだと思えた。
全部自分のためなんだな。本当、最低だ。
誰かを救う人間は見返りを求めない。それが当然かのように救いあげて、振り向かずに歩き去っていく。
そんなカッコいい人間でありたかった。
俺は欲に塗れた汚い化け物だ。
認めたくない、俺は何者かになりたい。
叶わない夢を抱いた、哀れな化け物。
どうしようもない、人の形しただけの化け物。
救いたいんじゃない。
結局、誰かを救った自分に救われたかっただけだ。
あほくさ。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください