自然体とは何か。自分とは何か。
要は自由になりたいという願望が剥き出し
状態になっているだけだった。今自分が
何を大切に思っているか、これを素直に
感じることは凄く健康的だ。しかしそれを
固定化して、忘れると不安になるというのは
逆である。いずれ変わっていく自分を自由
という箱に閉じ込めてはいけない。ブラック
ボックスを可視化するというのはあくまで
その瞬間だけのことである。だから答えは
あるようでない。自分もあるようでない。
変化に対して防衛反応として不安が生じる。
不安になる方が当たり前なのだ。そしてこの
先が必要。不安になって当たり前だからこそ
不安にならないようにする労力を諦めること。
いちいち思考や感情が変わる自分を捉えて
面白がるのもよい。成功も失敗も全て変化の
連続の一部に過ぎない。
作業療法というのはどうも自分を騙している
ような気がして腑に落ちなかったが、不安を
感じることの徒労を理解してようやく腑に
落ちた。こう言っている側から不安になら
ないようにする努力をやめるというルールで
自分を縛ろうとしている。それは今ではなく
さっき考えたこと。自分を責める、後悔する、
嫌いになるというのは、過去の自分が失敗と
捉えたことを今の自分に当てはめている。今の
自分からしたらとんだ濡れ衣だ。だから後悔
したり責める必要はない。何も決めないこと。