こんにちは。五十路を過ぎたお節介おじさんです。
私の初恋の人は、聾唖者でした。
まだ15歳の時だったので、すぐ顔に出てしまうものだから、当然周りに知れ渡り、冷やかしの対象となりました。
彼女は、生まれた時から耳が不自由で、言葉は片言しか話せません。
それでも努力して、相手の唇の動きで意味を読み取れるまでになり、普通の人たちと勉強がしたいと、転校して来ました。
周りは、可哀想なコだからと、同情で好きになったと言いましたが、私は障がいなど関係なかったです。
彼女は私の唇の動きを読める。
それがダメなら、紙に書けばいい。
それに私が手話を覚えれば、もっと話が出来る。
相手への想いって、そういうものでしょう。
古臭い言い方ですが、
「男は顔じゃありません。心です」
私は男女問わず、心だと今でも思ってます。
心が繋がっていれば、理解出来るのですから。
・・・小瓶の中の手紙を読む