全てを諦め、夢を捨てて、心機一転、余生を過ごそうと新天地へと移りました。
自分の為にだけ生きようと思った矢先に、この“宛名のないメール”と出会いました。
またお節介をやくのか……?
あれ程、余計なお世話だと想い知らされたのに……
分かっているけど、目を背けるのは、自分らしくない。
私は無力です。
無力ですが、無力なりに出来ることはある。
その想いだけは信じて、まずはこの一年をやってみます。
五十路を過ぎたお節介おじさんです。
拙い言葉を並べるだけですが、心を込めてメールを一通でも多く送りたいです。