カミュが言うには、「人生それ自体に意味などない。しかし、意味がないからこそ生きるに値するのだ」だそうだよ。
幸せそうな奴らは確かにいる。これ見よがしに恋人と手を繋いだり、これ見よがしに家族でモールに来たり、あちこちで胸糞悪い幸せ人形が作動しているね。
だがカミュに言わせればそいつらの人生にさえも意味がないというのだよね。競争に勝とうが子孫を残そうが大きい目で見れば無意味なんだよ。どこぞのジャングルのどの猿がボスになって子孫を残そうが、猿は猿でしかない。それは人間も同じだ。
幸せを追い求めれば、必ずつまずくよ。幸せが何なのか、具体的な答えなんてないんだからね。恋人を作ってみても、結婚してみても、孫が出来ても、お金が溢れても、「あれ何か違うな」って感覚は起こり得る。桑田佳祐の「真夜中のダンディー」で書かれてるようなね。
よく分からない幸せを追うよりも、自分がどうありたいかを考えてみてはどうかな。
君にヒーローはいるかい?自分もこんな風になれたらなって思える存在。僕の場合はピーター卿だ。あんな風に軽快に生きていけたらっていつも思っている。どんな風になれたら楽しいと思う?それを追ってみるのも良い。
人生に意味などない。だがその人生をどう生きるかには大いに意味があるのだと僕は思う。もっと気楽に考えてごらん。「こう生きなきゃいけない」なんて決まりはないんだし、美味しいものを食べたりしてゆっくり考えたらいい。犯罪みたいな悪いことじゃなければどんな答えでもいい。
大丈夫、きっと見つかるよ。
・・・小瓶の中の手紙を読む