わたしは今大学1年生です。
高校3年の5月で偏差値53、両親がどちらも慶應で、高学歴で、わたしは一人っ子で、期待されていたのに、現実は全然勉強できなくて。
高校時代に、その高校がわたしに合わなくて、つらくてつらくて。世間のイメージだけで学校を選んでしまったから、
楽しい高校生活を夢見ていたわたしは、ちょっとした鬱状態になるくらい、つらくて。
だから大学だけは自分の夢見た、自分にマッチする、最高のところに行こうって。決めたんです。
受験科目とか、いろいろ考えて、何回も見学に行って、ここが一番合う!こんな環境で、こんな優しい人に囲まれて、過ごしたい!ここがいい!
そう思えた、難関国立大学を第一志望に決めました。
志望校を言えば、みんなが口をそろえて絶対無理だからやめとけ、そう言ったけど、
今度こそは自分で決めた、納得できるところに行きたくて、
なんの例えでもなく死ぬ気で勉強して。高い学費出していただいて、塾にも通わせてもらって。
センターリサーチではA判定がでて、そのまま
その難関国立大学に合格できました。
涙がでるほど嬉かった。ほんとにほんとに。
一方で、両親の母校でもある慶應にも合格しました。
それも涙がでるほど嬉しくて。父と母に並べたような気がして、本当に嬉しくて。
なによりも両親が大喜びしてくれたのが本当に嬉しくて、嬉しくて。
でも慶應は合格すると思ってなかったので、見学にも行ってませんでした。
わたしは見学に行かないで世間体だけで高校を決めて、すでに地獄をみています。
それにわたしは看護学志望で、理系のため私立大学に行けばすごくお金がかかります。
湘南藤沢キャンパスは実家からは遠すぎて通えないので一人暮らしですが、金銭的に間違いなく苦学生を強いられるでしょう。
大学生になったら旅行にもたくさん行きたかったし、留学にも行きたかったのに、
お金面でそれも叶わないかもしれません。
看護のため実習もあり、必修も絶対に落とせないので、バイトもそんなにはできないでしょう。
一番は、わたしが家族と一緒に暮らしたいと思えて。
いい大学に行けても、家族といれないのは本末転倒のように思えて。
父親には、最後の最後まで、慶應に行け、なぜ慶應に行かない、世間の人は慶應に行かなかった君を馬鹿にする。慶應に行かないやつば馬鹿だ。
そんなことを言われたりして。
母親は、自分で決めなさい。本当に行きたいところに行きなさい。なにを迷っているの?あんなにあの難関国立大学に行きたいって言ってたじゃない。あの気持ちに従った方がいいんじゃない?
なんて言われて。
わたしはきっと母の言葉に背中を押されたんだと思います。
高校の時の後悔も背中を押したんだと思います。
わたしは難関国立大学に進学しました。
幼い頃から学歴を目指してきた自分にとって、慶應に行っていたら無条件に自分のものになった権力を逃してしまったような気がして、
最高に楽しい瞬間にも、慶應だったらどうだったのか、なんて気持ちになってしまいます。
第一志望に合格して、本当に幸せなはずなのに、なぜかすごくつらいんです。
たしかに、今の大学が100%理想だったかと言われると、そうでないこともあって、
でもそれはしょうがないのかなとは思ってます。
行ってみないとわからないこともあるはずです。
でも、今は間違いなく人生で一番楽しいと言えて。
その一方で、手にはいるはずだったもう一つの未来を思うと、
なんともいえない悲しみが込み上げてきます。
わたしはどうしたらいいのですか。
どう考えたらいいのですか。
うちの両親を見ていて、ただ慶應に進学したからといって、必ず幸せになれるわけはないとはわかっています。
わたしの進学した難関国立大学も、いい学歴といって支障ないと思います。高学歴の人しか登録できない結婚サイトの出身校に男女とも入っていたので。
自慢したいとか、本当にそういうことではないんです。
今すごく幸せなのに、邪念みたいに心にくっついてくる思いがあって、それが本当につらくて。
同じような思いをされた方、先輩方、あたたかいアドバイスお待ちしております。
誰かにわかってほしい。
とりとめなくてすみません。