大切な人が居た。
膝に頭を乗せて甘えると
優しく撫でてくれた
暖かくてずっと一緒に居たかった。
私よりもずっと年上だから、お別れは避けられなかったと思う。
親が離婚した
私は母についていく事になった
大切なあのひとは、父親の方に残った。
悲しそうだったけど 見ないフリした
お別れもしっかり言わなかったと思う。
お別れだけど、生きてれば会えると思ってた。
あの人が亡くなったと母から聞いた。
、顔を見たい
せめてお葬式に行きたいと言おうとしたけど
その前に父親と父親の身内から
「来ないでほしい」と母に連絡が来たらしい。
私は意味が解らず泣いたけど
世間体とか色々あったんだろうな
とは思う。
けど、父親も父親の身内…父やおじいちゃん?おばあちゃん?達は
可愛がってくれてた記憶があったから
裏切られたような気持ちになったのを覚えている。
あれから何年か経ったけど
結局、未だにお墓にさえ行けていない。
夢に出るあの人は やっぱり暖かい 私の記憶だから当たり前だけど
会いたくて 会えないけど
人って簡単に死ぬから
死にたくても 今は生きてる
誰かに二度と会えなくなってから 後悔したくないけど
気がつくと 自分の苦しさばっかになってて
また繰り返すのだけは 嫌だなあ
色々見えなくなって 気づけないまま うしなうのは 嫌だなあ
ごめんなさい 誰かに話そうなんて 思わないけど 書きたかっただけで すみません。